|
|
 |
 |
 |
 |
| 石の下の水生生物を探す |
|
 |
| 砂防堰堤の見学。「初めて見た」という児童も |
|
水の濁りと生物の関係に着目 |
 |
| 「濁った川でも生き物は住めるの？」学校の近くを流れる和田川で遊んでみた子供たちの疑問でした。中越地震による上流での土砂崩れの影響があり、今年度の和田川は水の濁りが目立っていました。広神西小学校では、従来から総合学習の場として和田川を利用してきました。４年生の一学期は「川と仲良くなろう」というテーマのもと、子供たちの自主性にまかせた活動に取り組んできました。内容は釣りや泳ぎ、生き物採集など多岐にわたります。別に実施された稚魚の放流イベントによって、地域の川への愛着も芽生えてきました。学習を進めるなかで生まれたいろいろな疑問（水の濁りと生物の関係など）を解明するため、二学期からはテーマを絞り込んで学習することになりました。専門的な知識を要する学習ですから、従来からサポートを受けている「雪国楽校応援隊」の協力を受けて現地学習を実施しました。 |
自然災害や防災へと関心を広げる |
|
水生生物・水質調べは地元の自然解説員が協力してくれました。水生生物よる水質判定法では、サワガニやカワゲをはじめとする、きれいな水の指標生物が見つかりました。ｐＨ、ＣＯＤの数値も良好です。一見すると水が汚れたように見える和田川がきれいな水質を維持してたので、濁水の生物への影響を心配ていた子供たちはほっとした様子でした
続けて水の濁りを生み出した地震と砂防の関係について学習を進めます。湯沢砂防の職員が協力しました。土石流の映像には「すごい！」「大きい石が動てる」など驚きの声が上がりました。一般にはわかりにくい砂防の仕組みを学習するための模型実験では、土石流・がけ崩れ地すべりが起きるメカニズムと対策がかりやすく示されました。最後に実際砂防堰堤を見学し、身近にあったのですがその意味を知らなかった堰堤の機能役割を納得いくまで学びました。
 |
| 学習の成果をまとめた |
体験した学習は個々の調べ学習を通じて、最終的に「夢の和田川」プランとて取りまとめました。グループ内での討論や意見交換を通じて、子供たちの表現力や実行力は高まりつつあります。 |
| 先生の声 |
 |
魚沼市立広神西小学校
櫻井太実先生 |
|
| 専門的な立場からのご支援・ご指導がたいへん有益でした。道具や資料も充実しており、学校だけの活動ではここまで効果的な学習は望めなかったと思います。講師の皆さんはとても親切にわかりやすい言葉で解説していただきました。どなたも情熱をもって対応していただきましたので、河川や砂防に関わる真摯な姿勢や気持ちが伝わり、子供たちの意識が高揚していくのがよくわかりました |
|
|
|
|
|
