ほくりく学ぶくん通信
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VOL.12のはじめへ
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vol.15 相手の立場になって考える福祉を身近に感じる「交通バリアフリー体験」
高齢者や障害者の視点で道路を歩き、バリアフリーを学ぶ
ちょっぴり怖い、でも楽しかったバリアフリー体験
高齢者体験
高齢者体験。段差を越えるのにも工夫が必要
ブロックが途切れたところ
ブロックが途切れたところで車道にはみだしてしまった
 「目が見えないと、まっすぐ歩くのはむずかしいね。」「車いすで段を上がるのは大変!」「車いすで押されるのは楽しい!」「手足がうまく動かないと歩きにくかった。」「短いのに長い距離に感じた。」「点字ブロックがないと先がわからなくて怖い。」
 少しだけスリルを味わったので、怖いという感想も、面白いという感想もありました。全体としては、笑顔の絶えない、内容の濃い2時間でした。普段とは違う感覚で、身近な道路を歩くことで、障害者や高齢者の感覚を擬似体験できました。「障害のある人の気持ちがわかった。」との感想が聞かれたことは、福祉学習の目的にかなう大きな収穫だったことでしょう。
 先生にとっても、期待以上の内容だったようです。道づくりの専門家によって計算され工夫されたコース内で、最先端の交通バリアフリーを学ぶ。障害者の大変さを体感することで、相手の立場になってどんなことができるのかを、子供たちには、これから考えていって欲しいと先生は願っています。4年生にとって、福祉の学習はまだ始まったばかりですが、今日の学習は確かな一歩になりました。


行政による支援内容

 「ほくぎひろば」には、今回実施されたバリアフリー体験の他に、リサイクル体験、防災学習、水質学習などのプログラムが用意されています。
 子供たちにも分かるような説明と実体験を重視されており、既に1,000名以上の方に利用されています。約2時間の体験時間の中で、室内・室外で複数のコースを体験することができます。また、水質出前講座も用意してあり、職員が学校へ出かけていって、学習のお手伝いをしています。

北陸技術事務所「ほくぎひろば」による今回の支援内容
視覚障害者体験
車いす体験
高齢者体験
職員による技術指導・解説、体験に必要な道具等の用意

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国土交通省北陸地方整備局