森本トンネルを歩く見学者。トンネル内には、さまざまな展示が用意されていた 　金沢東部環状道路は総延長9.4kmのうち、今年度末に暫定二車線で開通する予定の梅田〜月浦間（2.1km）での工事が最終段階に差しかかっています。そこで金沢河川国道事務所では、身近で行われている大工事でありながら市民にはあまり知られていない現場を見てもらい、整備の意義を理解してもらおうと、同区間にある森本トンネル（延長642m）を中心とした見学会 を開催しました。 　この見学会は9 月27日から11月1日にかけて3回にわたり開催されました。各回とも親子連れで賑わい、参加者の方には工事担当者の説明を熱心に耳を傾けていただき、子供の落書きコーナーでは子供たちが思い思いに好きな絵を描くなど好評でした。今後も開通日までの間に見学会をはじめさまざまなイベントを計画しています。 　また、定例イベントとは別に総合学習などによる見学会も随時受け付けています。交通手段として学校から現場までのバスの提供も行っておりますので、お気軽にご利用ください。 ■問い合わせ 金沢河川国道事務所 TEL:076 −264 −8800 （代） 建設機械の展示は子供たちに人気 複雑な構造の月浦インター。 広さは優に東京ドーム3 個分はあるという 国土交通省は総合学習を支援しています。このコーナーでは、地域に根ざした総合学習テーマやプログラムの支援をしている、北陸地方整備局管内の総合学習担当者をシリーズでご紹介します。どうぞお気軽に声をかけてください。そして相談してください。きっとお役に立ちます。 今回の担当者 　 入澤 綾子 　 北陸地方整備局　企画部企画課 総合学習を担当して日頃、感じていること 私の同級生が千葉県で教員をしています。小学校4 年生を受け持っているのですが、総合学習では苦労しているようです。先日も落花生を学習テーマに取り上げようとして、思い当たる組織や団体など数十ヶ所に問い合わせをしたところ、ほとんど返事がなかったといいます。子供たちからはさまざまな疑問が次々に出てくるそうですが、どこに問い合わせをしたらいいのかも分からない状態で、困っているそうです。先生方の総合学習への取り組みがいかに大変かを感じました。そのためにも、私たちがしっかりとお役に立てればと思います。 総合学習担当としての抱負 各事務所では総合学習の支援が取り組まれ、その支援体制がおおむね整いました。今後は、学校に対して総合学習支援プログラムの提案を積極的に行えるようにしたいと考えています。 今回の入澤綾子が窓口を担当している北陸地方整備局企画部企画課は、北陸管内の全般的な総合学習についてのご相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。 E-mail ：kikaku@hrr.mlit.go.jp 　 国土交通省北陸地方整備局