河川愛護を目的に全国で実施 |
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一見すると、「魚や水生生物があまりいそうにないな」と思われる川にも、実はさまざまな生き物が住んでいます。とくに川底にひそむ水生生物は水質の状態を示すバロメータであるとされ、そこに何が、どれだけ生息しているかを調べることで、川の水を「きれいな水」「少しきたない水」「きたない水」「たいへんきたない水」の4段階に分類することができます。
調査は難しい知識を必要とせず、誰もが簡単にできます。
3〜5人ずつのグループに分かれ、網ですくったり、石に付着している生物を採取して、写真と見比べながら分類し、数をかぞえます。そして気温や川の水温などを記録するのです。
水生生物調査は、総合学習の支援を目的としたプログラムではありません。しかし、国土交通省が多様な目的で行う数々のプログラムを総合学習の一環として取り入れてみることも、場合によっては有効な学習ツールとなる可能性があります。今回の立山中央小学校の事例も、そうした活用法の一つと言えそうです。 |
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