ほくりく学ぶくん通信
ほくりく学ぶくん通信
ふるさとに目を向け、学びをきりひらく未来への提言から始まる“生きる力”の創造
「こんな夢を描けるようになった…」ふるさとを調べてみたら、たくさんの力が身に付いた
表現力豊かな発表に驚きの声が
 島田フォーラムでは、6年生による7つのグループから提言発表がありました。自分たちが学ぶ木造校舎をテーマとした研究では、「次に校舎を建て替えるときはぜひ、木造にして欲しい」という村長らへの提言をはじめ、「地域の活性化と交流の促進を目的とした宿泊施設の建設や、地域の名水を商品化して村のアピールに結びつけては?」 など、大人顔負けのプランが続出しました。
 特筆すべきことは、どの発表も平板な説明に止まらず、「卓越した」プレゼンテーション技術を駆使していたことです。パソコンの活用や、ビデオカメラによる中継、さらには合間に寸劇まで取り入れるなど、多くの趣向が凝らされていました。
 6年生の子供たちは1学期よりフォーラムに向けて調べ活動、体験活動を繰り返してきました。わずか半年ほどで濃密な学習内容を、表現力豊かに発表したことに、参観者からも驚きの声があがり、子供たちに対して学習プロセスについての質問が投げかけられるほどでした。「活動あって学びなし」という悩みとは無縁で、かつ実践力まで存分に発揮された成果に、「総合的な学習の時間」の本来のねらいを感じさせてくれました。
 
どの発表も周到な準備の上で行なわれたことがうかがえた
役割分担も明確で、発表は滞りなく進んだ
視聴覚効果も完璧。このまま社会で十分に通用できる素晴らしいプレゼンテーションだった
名水の提案では来場者への試飲サービスも
 
     
当日来場者に配られた、児童による研究発表のレジュメ。アンケート調査なども行ないながら、多角的な視点でまとめ上げられていた
 
 
国土交通省北陸地方整備局