大河津資料館とその周辺には、実に多様な「学び」の要素があふれています。
資料館では、信濃川における洪水の歴史から見た越後平野や新潟の形成、大河津分水の役割、その機能を支える洗堰や可動堰の仕組み、土木技術、建設に携わった技術者、労働者の闘いの記録などを体系的に学べます。
また、屋外では文化財に指定された旧洗堰や稼動している新洗堰を間近に見学できるほか、実際に川を泳ぐ魚をガラス越しに見られる「魚道観察室」や水辺の環境が再現された「せせらぎ水路」など、信濃川の自然や生き物に接することもできます。
このように資料館とその周辺は、実に多様な学びのフィールドになっています。水との闘いのためにつくられた大河津分水ですが、治水、土木技術にとどまらず、地域の歴史や暮らし、自然に至るまでをトータルに学べる、総合学習にふさわしい"新潟特有の教材"として、今日も活用されることを待っています。 |
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新洗堰を間近に見学できます |
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魚道観察室では泳ぐ魚を観察できます |
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