大河津資料館は小学生を中心に、多くの生徒・学生に利用されています。ただ、気になることがあります。それは、子どもたちの質問が「ここで働いているのは何人ですか?」「建設にいくらかかったのですか?」という細かな事柄に集中していることです。
信濃川下流域における洪水の歴史にピリオドを打ち、地域の形成と発展に寄与したことは忘れてはならないことです。地域と暮らしの歴史という大局的な観点から、機能と役割、それを支える数々の技術、そして信濃川がもたらす自然、生き物たちの姿に至るまで、大河津分水に足を運べばそのすべてを体系的・有機的に学ぶことが出来るのです。ぜひ、総合学習の教材としてご利用ください。 |