大河津分水開削を再現した臨場感あふれる断面模型 　 　大河津資料館は、旧庁舎をベースに内部を全面的に改装して、まったく装いも新たな姿でリニューアル・オープンしました。資料館は４階建て。１、２階が展示コーナー、３階は資料室、４階には展望室が設けられ、大河津分水周辺の美しい景色を眺めることができます。 　館内の展示は映像や音声、立体模型をできる限り駆使して､子どもたちの旺盛な好奇心に応えられるよう配慮しました。 ■越後平野の風土と昔の人々の生活 昔、越後平野が湿田だった頃の農作業の様子を再現。現在の田んぼとは違い､どっぷり腰まで浸かりながら田植えを行なっていたことが分かります。 ■もし大河津分水がなかったら 昭和57（1982）年9月に発生した大洪水の時、もし大河津分水がなかったら越後平野はどうなってしまうのかをリアルな映像で疑似体験。水害の恐ろしさが実感できます。 ■大河津分水を支えた技術 大河津分水の建設に欠かすことのできなかった土木技術や、工事の様子などを模型で紹介。新洗堰建設の際に出土した、実際に工事に使用されたトロッコなども展示しています。 ■大河津分水の周辺には 登録有形文化財指定の旧洗堰が保存展示されているほか、体験水路や魚道観察室など川を身近に学べます。 　 　 国土交通省北陸地方整備局