7.13水害20年プロジェクト

7.13水害とは

概要

 平成16年7月12~18日、新潟県中越地方と福島県会津地方を豪雨が襲いました。7日間の総降水量は守門岳で663㎜、栃尾で563㎜、長岡市で340㎜を記録しました。
 この豪雨で、中越地方の刈谷田川、五十嵐川などの水位が急激に上昇。13日12時52分に中之島町(現長岡市)の刈谷田川左岸、13時7分には三条市の五十嵐川左岸がそれぞれ決壊し、濁流が市街地に流れ込みました。
 その後、稚児清水川、猿橋川など合計6河川11カ所で堤防が破れました。決壊には及ばなかったものの148ヵ所で堤防が欠け、123ヵ所で水が溢れたり漏れたりしました。これにより三条市、見附市などで農地1万3,700haが冠水しました。
 新潟県内では、がけ崩れ278ヵ所、地すべり61ヵ所、土石流8ヵ所が発生。この影響で国道は16ヵ所の通行規制、ライフラインは電話や携帯電話のケーブルが切断され通話できない地域が発生しました。



被害状況

・死者  15人
・重傷  2人
・軽傷  80人
・住家全壊(流出含) 71棟
・住家半壊     5,657棟
・住家一部損壊   82棟
・住家床上浸水   1,882棟
・住家床下浸水   6,197棟
【出典/国土交通省北陸地方整備局信濃川下流河川事務所】

7.13水害20年プロジェクトとは

 信濃川流域に甚大な被害をもたらした平成16年7月新潟・福島豪雨(7.13水害)から令和6年に20年の節目を迎えます。 「7.13水害」から20年が経過し、その間、各種の防災対策が進み人々の防災に関する意識が薄れてきています。 一方、近年は気候変動が激化し、災害の危機性はさらに増しています。20年目を契機に、「7.13水害」から得られた教訓と防災技術を後世に伝えて、安心・安全な地域づくりに活かすことを目的に、7.13水害20年プロジェクトを実施します。

7.13水害20年プロジェクト 実行委員会

 7.13水害20年プロジェクトを実施するにあたり、信濃川下流域の関係機関が協力して地域防災力を高める取り組みを行っていくため、令和6年3月4日に「7.13水害20年プロジェクト 実行委員会」を設立しました。

 ・設立趣意書   PDF/51KB 
 ・実行委員会 規約   PDF/68KB