はじめに

第1章
新潟県中越地震の概要
第2章
北陸地方整備局所管施設
等の被害及び応急復旧状況
第3章
様々な支援の取り組み
第4章
北陸地方整備局所管施設
等の本復旧及び復興
第5章
地震発生後の動き
第6章
地域への情報提供
第7章
参考資料



国土交通省
北陸地方整備局


第1章 新潟県中越地震の概要

第2節/一般被害
1.一般被害発生状況と特徴
2.避難生活
3.被害総額
4.産業活動への被害・影響

2  避難生活
(1) ライフラインの復旧と避難者数の推移
 避難者は、被害が大きい長岡市、小千谷市、川口町、山古志村等を中心に10月26日( ピーク時)には103,178人にものぼった。被災地では、道路と同様に電気・ガス・上下水道といったライフラインも多大な被害を受け、住居等の安全が確認された後でも多くの人々は避難生活を強いられた。これに対し、緊急輸送路の確保や二次災害防止の緊急措置を急ぐとともに、ライフラインを早期復旧するため生活関連道路の復旧を優先して取り組み、避難者の解消に努めた。

図1-2-3  ライフラインの復旧と避難者数の推移グラフ
図1-2-3  ライフラインの復旧と避難者数の推移グラフ


写真1-2-6  避難所の様子(長岡大手高校体育館)
写真1-2-6  避難所の様子(長岡大手高校体育館)

(2) 仮設住宅の整備
 ピーク時には約600箇所の施設で約10万3千人が避難生活を余儀なくされていたが、地震発生から2ヶ月後、被災した住宅の修繕や仮設住宅の整備が進み、長岡市や小千谷市の学校体育館などで最後まで避難生活をしていた被災者全員が仮設住宅に入居するため退去した。本格的な冬を前に仮設住宅への入居が完了し、12月22日には県内全ての避難所が閉鎖された。
 整備された仮設住宅を写真1-2-7、仮設住宅整備戸数の内訳を表1-2-5に示す。

写真1-2-7  整備された仮設住宅
写真1-2-7 整備された仮設住宅
表1-2-5 市町村別仮設住宅整備戸数
市町村名 整備戸数
長岡市 840
山古志村 632
見附市 103
栃尾市 105
小千谷市 870
越路町 114
川口町 412
魚沼市(旧広神村) 30
十日町市 138
川西町 15
柏崎市 44
小国町 118
刈羽村 39
合計 3,460
新潟県資料(H16.12.15 8:00現在)
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