下新川海岸植生ガイドラインについて |
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対象範囲…ガイドラインの対象範囲は自然海岸、海岸堤防と副堤の間などの植物が生育可能な領域とします。ブロック護岸の一部を「自然放置区」とし、動植物の定着、生育を自然の力に委ね、人工的な海浜での生態系の形成や変化を知ることのできる区間と位置づけます。また現在、海浜植物が自生している箇所については「自然植生保全区」とし、海浜植物の保全に努めます。 |
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植生管理方針 |
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海浜植物の保全…車の乗り入れやごみの不法投棄などにより、海浜植物が荒されないように協力を呼びかけます。又、海浜植物が消失、衰退した場合には回復に努めます。 |
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海岸林の育成…防風や防潮の役割を持つ海岸林を保全するとともに、植林に努めます。 |
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地域特有の景観づくり、海浜植物群落の保全や復元、自然植生や海岸林の保全・造成を通して、その海岸本来の潜在植生の誘引をうながし、自然な海岸景観の回復、形成を目指します。 |
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植生の考え方…植栽には自然植生または潜在植生の構成種およびクロマツを用います。また、海浜や植生の現状、土地利用状況、海岸防災林の有無などの周辺条件からA〜Gの区域ごとに目標植生を設定しました。 |