平成16年度 金沢河川国道事務所 記者発表資料

平成16年発生の災害復旧費(金沢河川国道事務所施工分)

平成17年2月8日

ポイント

 平成16年に発生した、台風15・23号による豪雨・土砂災害・波浪災害などの相次ぐ災害を踏まえた、災害復旧費が決まりました。これにより災害の被災箇所では、復旧を推進するとともに、安全・安心な地域づくりを進め、地域の復興、発展の基盤づくりを目指します。

直轄河川等災害復旧費 約40億円 (内、H16補正予算 約13億円)

※災害復旧には、河川、砂防、海岸を含む
※「災害復旧費」は、復旧にかかる全体事業費のことを表しており、H16補正予算の他に、H16予備費やH17予算が使用されます。


事業種別 災害復旧費 内、H16補正予算 備考
箇所 事業費 事業費
河川事業  6 10.2  9.1 手取川、梯川
砂防事業  3 19.0  0.0  
海岸事業  4 10・6  4.1  
合計 13 39.8 13.2  

1 主要事業の概要

【治水関係】

●手取川[災害復旧]・・・・・資料1

手取川では、台風23号の影響により平成16年10月20日22時10分に鶴来水位観測所(白山市鶴来)にて最高水位2.15m(警戒水位1.40m)となる出水を記録しました。
 この出水により、川北町舟場島地先では、延長約410に渡り河岸の侵食が発生し根固工が流出した為、河川等災害復旧事業費により、護岸復旧を行うものであります。

●梯川[災害復旧]・・・・・資料2

 梯川では、台風23号の影響により平成16年10月20日22時10分に埴田水位観測所(小松市埴田町)にて最高水位4.69m(警戒水位2.50m)となる出水を記録しました。
 この出水により、小松市白江町で発生した蛇籠流出等、5箇所、延長915mに渡り施設が被災した為、河川等災害復旧事業費により、護岸復旧を行うものであります。

●石川海岸[災害復旧]・・・・・資料3

 石川海岸小松工区(小松市安宅新地先)では、平成16年8月19日の台風15号の影響(金沢 瞬間最大風速31.7m/s)により、緩傾斜堤防が被災したことから、河川等災害復旧事業費により緩傾斜堤防の災害復旧を行うものであります。

●白山砂防[災害復旧]・・・・・資料4

 平成16年5月17日、白山市白峰地先の別当谷において、降雨と融雪の影響により大規模な土石流が発生しました。これにより、砂防ダム19基、護岸2箇所が被災する等大きな被害が生じたことから、河川等災害復旧事業費により砂防ダム等の災害復旧を行うものであります。

《添付資料1》 手取川における河川災害復旧事業〜治水機能の確保に向けて〜【PDF:103KB】
《添付資料2》 梯川における河川災害復旧事業〜治水機能の確保に向けて〜【PDF:480KB】
《添付資料3》 石川海岸における河川災害復旧事業 【PDF:152KB】
《添付資料4》 白峰砂防災害復旧事業 【PDF:49KB】

《参考資料》  平成16年発生の災害復旧費(北陸地方整備局施工分)について【PDF:351KB】