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第2回鶴来緑化懇談会

1.一般国道157号鶴来バイパス道路緑化懇談会資料(第2回)

9 緑地育成の作業スケジュール

■作業スケジュール表

※1 間伐
10〜20年経過すると、先駆樹木のクロマツや密書された自然植生も2〜3m程度にまで生長し、樹間が過密になることから間伐を実施し、樹林の健全な生長を促す。
その後、完成の20〜30年後に近づくと、混植されたブロックは林床の自然植生も先駆樹林と一体に成長し、状況をみながら漸次間引き、最終的には全ての先駆樹林を撤去する.
※2 剪定
20〜30年後の完成段階に入ると、自然植生も成長し周囲の道路等に徒長枝がはみ出し通行の妨げが予想され、これら枝を適宜整姿剪定する。
※3 除草
植栽後の3年程度は、樹木の生長も十分でなく緑陰も少ないことから雑草が繁茂しやすく、その間は十分な草刈りが必要とされる.その後、樹木が密植し林床に到達する日光も少なくなることで雑草の繁茂が抑制され、次第に林床の草刈りは少なく、やがて必要としなくなる。
※4 灌水
植栽当初の種子や幼木は、わずかな晴天続きで枯れることが予想されるため、その間は十分な灌水が必要である。その後、根が地中深く伸び、樹木の生長で緑陰が拡大することで地表の乾燥も抑制され、やがて異常渇水期の灌水程度で済むようになる。
※5 薬剤散布
 今回計画する自然植生は、一般的な緑化木に比べて病虫害の発生は少ないと考えられる。しかし、樹木の成長殴階において何らかの害が予想されることから、その状況をみながら適宜薬剤散布を実施し、付近住民や農地への被害を防止することとする。

■参考 苗畑における樹木の伸長

樹木名称 発芽当年(cm) 3年生(cm) 5年生(cm) 10年生(cm)
クロマツ 8-12 20-50 100-150 200-450
ハンノキ 15-60 150-250 300-500 500-800
スダジイ 10-30 60-120 200-350 350-500
エノキ 30-60 150-200 300-400 500-700
ケヤキ 30-60 150-250 350-450 500-800
ヤブニッケイ 8-12 50-60 100-150 200-300
タブノキ 10-15 60-100 150-250 350-500
シロダモ 10-15 30-50 120-200 300-400
トベラ 15-25 60-80 90-150 200-250
ヤブツバキ 10-20 50-60 100-150 200-350
ヤツデ 2-3 20-30 50-100 120-150
アオキ 3-6 30-70 60-150 150-200

※本表は良好な苗畑を基本としており、本計画では少なく見込む必要がある。(出典 樹木の設計 1977)

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