- 技術開発
[第8回] けんせつフェア in 北陸 2007
平成19年11月2日(金)と3日(土)の両日、国土交通省北陸技術事務所(新潟市西区山田)の構内特設会場において「けんせつフェアin北陸2007」が開催されました。
本フェアは、産・学・官の優れた建設技術を一堂に集め、地域の方々に”みて、ふれて、知って”もらうことと、建設技術者の技術の研鑽・高揚並びに技術情報 交換の場として、有用な技術等の活用・普及を図ることを目的に「北陸地方建設事業推進協議会」を母体とした官民 20機関で構成した実行委員会が主催し、 平成5年から2年に1回開催しており、今回で8回目の開催となりました。
今回は『知っていますか?暮らしを支える建設技術』をキャッチフレーズに101機関・233技術の展示がありました。
開催両日とも肌寒い気温の中、約3,700名の来場者があり、会場内は寒さを感じさせないほどの熱気で溢れていました。
オープニングセレモニー
本フェアの開催に先立ち、初日の午前9時から会場正面入口前において、オープニングセレモニーを行いました。
「けんせつフェアin北陸2007」の実行委員長を務める橋場企画部長の開会宣言に続き、須野原局長より「建設技術はインフラ整備による地域活性化の観 点からとても重要な役割を担っており、出展技術を参考に積極的に取り入れ、良質な社会資本を後世に残して行こう。」と開会挨拶を述べ、続いて来賓を代表して本省総合政策局施工企画課中野課長より「北陸地域は技術開発にとても熱心で、今回も災害・環境対策など特徴的な技術が数多く展示されるため大変興味があ る。」と述べ、発注機関に対し、「NETIS登録技術を積極的に活用して欲しい。」と呼び掛けていました。
その後、主催・来賓等の関係者によるテープカットで2日間のけんせつフェアが始まりました。
技術の展示
今回出展された技術は、中越地震や中越沖地震を反映して自然災害の克服技術や防災技術などの「安全・安心」をテーマとする技術が全体の約6割以上でした。
民間以外の主催の自治体が全て出展したことも、今回のフェアの特徴でした。
また、NETISの登録技術(申請中含む)が111技術で全体の約半数と新技術の普及状況が反映されていました。
出展技術テーマ | 内訳 |
---|---|
「安全・安心」 | 150技術 |
「自然・文化」 | 67技術 |
「連携・活力」 | 16技術 |
プレゼンテーション出前講座
北陸のけんせつフェアでは初の試みとして、出展技術をより多くの方々により理解して頂くために、出展技術に関するプレゼンテーション(30技術)と一般来場者を対象に河川・道路などの公共事業を北陸地方整備局職員が分かり易く説明する出前講座(8講座)を行いました。
また、建設技術関係者を対象に、新技術情報提供システム(NETIS)の登録申請に関する臨時相談窓口を設置し、北陸地方整備局職員が登録申請に関する質問等に対応しました。
体験学習コーナー
一般来場者(子供)への建設技術などの正しい理解と大切さを学ぶことを目的として、本フェアのサブタイトルにもある”みて、ふれて、知る”ことのできる体験学習コーナーを設置し、本フェア開催中に来場者の方々に体験して頂きました。
特に、開催2日目の土曜日の休日には家族連れなどで順番待ちが出るほどの賑わいを見せていました。
この度のフェア開催にあたり、新技術・新工法の活用・普及と暮らしを支える建設事業への理解がより一層深まる事を期待します。
また、出展社及び開催にあたり御指導・御協力頂きました関係各位並びに来場者の方々に厚く御礼申し上げます。
「けんせつフェアin北陸2007」実行委員会事務局