阿賀野川の自然
阿賀野川では625種(令和元年調査)の植物が確認されています。また、県内の他の大河川に比べ、自然が良く残されているのでいろいろな植物を観察することができるでしょう。図鑑を持って、ふだん見なれた草花もじっくり観察してみましょう。
ヒメガマ
浅い水中に群生する抽水植物です。ハマニガナ
海岸の砂浜にみられる多年草。夏、黄色い花が咲きます。
ヤブカンゾウ
河川敷にみられる多年草。夏、橙色の八重咲きの花が咲きます。キミノニワトコ
河川敷に普通にみられる低木。実は黄色く熟します。
カワラニガナ
河原に生育する多年草。夏、黄色い花が咲きます。新潟県で生育がわかっているのは阿賀野川のものだけです。ミゾソバ群落
1年生草本の群落。ヤナギ林の間の湿地に広がっています。
中州の風景
川岸にはハンノキ、ミズキなどの林が広がっています。オオマルバノホロシ
湿地にみられる多年草。夏、紫色の花が咲きます。秋には、実が赤く熟します。
オカトラノオ
草原や林のへりなどでみられる多年草。ウンラン
秋に黄色い花が咲きます。

ミズユキノシタ
水面に浮かぶ浮葉植物。河口部の池や沼にみられます。写真撮影:高橋 正良氏