鳥類阿賀野川の鳥たち

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河川敷の草地や林を利用する鳥 カッコウの悪知恵

阿賀野川に春から夏にやってきて河川敷のアシ原や草地、ヤナギやハンノキを利用し、エサをとったり、変わった子育てをする鳥がいます。これらの鳥は群をつくらず単独でくらしています。

  • 托卵のしくみと河川敷の草地や林を利用する鳥の解説画像
  • よく見られる場所の画像

托卵のしくみ(カッコウの悪知恵)
カッコウなどのホトトギスの仲間は、他の鳥の巣に卵を産んで育ててもらいます。

  1. 卵を産もうとねらっているカッコウがいます。
  2. 巣にカッコウの卵を産みます。
  3. 早くかえったカッコウのヒナが他の卵を落としていきます。
  4. エサをひとりじめします。

カッコウのくちばしから尾までの長さは約35cmで目のまわりが黄色、尾が長いです。

オオヨシキリのくちばしから尾までの長さは約20cmで全身が薄茶色です。

【カッコウ】
分類:カッコウ目 カッコウ科

ハトより大きく尾が長い鳥です。その鳴き声「カッコウ」から名前の由来がありますが、自分では巣を作らず他の鳥の巣に卵を産んで育ててもらう「托卵(たくらん)」をする不思議な鳥です。毛虫を好んで食べます。

【オオヨシキリ】
分類:スズメ目 ウグイス科

カッコウに卵を産みつけられる代表的な鳥です。主にアシ原で巣をつくり「ギョギョシギョギョシ ケケシケケシ」と大きな声でよく鳴きます。主に小さな虫をエサにしてくらしています。阿賀野川ではアシ原が多く、オオヨシキリがたくさんいるためカッコウもよく見られます。

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