鳥類阿賀野川の鳥たち

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水辺のひょうきん族

阿賀野川のアシ原の周りにいるクイナの仲間で全体が黒い鳥にバンとオオバンがいます。どちらも春から夏にかけて草を集めて作った巣で子育てをします。ふだんは水面で浮かんでいたり、水際で歩いていたり、頭を潜(もぐ)らせて水中のエサをとるのをよく見かけます。首をふりふり泳ぐようすがとてもユーモラスで水辺のひょうきん族といえます。

  • バン・オオバンの解説
  • よく見られる場所の画像

バンのくちばしから尾までの長さは約30cmで額からくちばしにかけて赤いです。また、足の付け根が赤くなっていて、尾の下側が白くなっています。

オオバンのくちばしから尾までの長さは約40cmで額からくちばしにかけて白いです。弁足はスイレンの葉の上や泥沼を歩くとき沈まないようにできています。

【バン】分類:ツル目 クイナ科

ハトくらいの大きさで額からくちばしにかけて赤く、尾の下側が白く二本の線がくっきり見えます。「クルルッ」と高い声で鳴くことがあり、小さな虫や若葉を好んで食べます。

【オオバン】分類:ツル目 クイナ科

バンより少し大きく、額からくちばしにかけて白いほかは全体が真っ黒です。子育ての間はやさしいお母さんでも、ナワバリ争いでけんかをするときは荒々しい性格も見せます。

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