他の鳥や小動物を食べる猛禽類
阿賀野川には、ときどき猛禽類(もうきんるい)が他の鳥や動物などのエサを探しに現れることがあります。
チョウゲンボウのくちばしから尾までの長さは約30cmで尾が長いです。
ノスリのくちばしから尾までの長さは約54cmで胸から腹にかけて白いです。
トビのくちばしから尾までの長さはオスで約60cm、メスで約70cmです。尾は三味線のバチのような形をしています。
【チョウゲンボウ】分類:ハヤブサ目 ハヤブサ科
1年中見かけるのは、川にかかる大きな橋の橋脚(きょうきゃく)で子育てするチョウゲンボウです。素早く飛んでいながらネズミやバッタなどエサを見つけると、ヒラヒラと一点でとどまるホバリングをして、エサに向かって急降下してつかまえます。
【ノスリ】分類:タカ目 タカ科
冬になると山から降りて阿賀野川にやってくるノスリは、トビくらいの大きさです。河川敷の畑でネズミやモグラなどをエサにしています。川の近くの樹や杭の上にとまっていたり、トビと一緒に空中を大きく飛んでいることもあります。ノスリはトビよりは白っぽく太って見えるのが特徴です。
【トビ】分類:タカ目 タカ科
阿賀野川に1年中いるタカの仲間です。他のタカとちがい、尾の形が三味線のバチのように三角になります。足のつめは弱く性格はおとなしいので、カラスに追われたり、ゴミや動物の死骸(しがい)をあさっている様子をよく見かけます。