鳥類阿賀野川の鳥たち

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サギの仲間

サギの仲間は阿賀野川でもっともよく見かける鳥で、首をZ字にたたんで飛ぶのが特徴です。特に泰平橋付近の中州には日本で有数のコロニー(集団営巣地)があり、3月から8月まで4000羽にものぼるサギが生活しています。川や近くの田んぼで魚やカエル、昆虫などのエサをとっている様子もよく見られます。

白サギの仲間 分類:コウノトリ目 サギ科

阿賀野川には首と足が長くて身体の色が白いサギが4種類います。大きくて1年中いるダイサギ、チュウサギ、コサギと春から夏にいるアマサギです。

  • 白サギの仲間の解説
  • 白サギの仲間がよく見られる場所の画像

ダイサギのくちばしから尾までの長さは約90cmで夏に飾り羽が出る。くちばしは夏は黒く、冬は黄色い。

チョウサギのくちばしから尾までの長さは約70cmで足先が黒い。くちばしは夏は黒く、冬は黄色い。

アマサギのくちばしから尾までの長さは約50cmでオレンジ色が混じっている。

コサギのくちばしから尾までの長さは約60cmで足先が黄色く、夏に飾り羽が出る。

【ダイサギ】

灰色のアオサギと並んで日本で一番大きなサギの仲間です。大きな魚をつかまえて、ひと飲みにします。

【チュウサギ】※国・準絶滅危惧 県・準絶滅危惧

ダイサギより小さくコサギより大きい白いサギです。一時、数が減って心配されましたが、最近また数が増えてきたようです。

【コサギ】

足先だけが黄色く、アマサギと同じくらいの白いサギです。小魚やカエルをよく食べます。

【アマサギ】

春から夏にだけ阿賀野川にやってくるオレンジ色の頭、顔、胸、背を持つサギです。虫やカエルをよく食べます。

灰色のサギの仲間 分類:コウノトリ目 サギ科

阿賀野川には首と足が長くて身体の色が灰色のサギが3種類います。大きくて1年中いるアオサギ、ゴイサギ、春から夏にいるササゴイです。

  • 灰色のサギの仲間の解説
  • 灰色のサギの仲間がよく見られる場所

アオサギのくちばしから尾までの長さは約90cmです。

ゴイサギのくちばしから尾までの長さは約60cmで目が赤いです。

ササゴイのくちばしから尾までの長さは約55cmです。

【アオサギ】

身長90cm以上、羽を広げると160cm以上にもなる大きな鳥です。大きなコイやボラをつかまえて、ひと飲みにします。

【アオサギ】

背中が緑で目が赤い鳥です。夜になると活発に動き回りエサをとるようになります。高貴な姿から五位の官位を与えられたといわれています。

【ササゴイ】

他のサギと一緒に沢海の床固めのような水がせき止められる場所で川を上ってくるアユをとっていますが、単独でいることも多い鳥です。

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