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水理模型実験
 大河津可動堰改築の計画検討にあたって、水理模型実験により現況河道、暫定河道、計画河道の水理特性・河床変動特性を把握するため に行います。
1.実験目的
 大河津可動堰改築検討にあたっての水理模型実験は、新堰の建設が信濃川の流況や河床変動に及ぼす影響を定性的に把握し、新堰の設計 や維持管理計画作成に必要とされる資料を得ることを目的とする。
  • 現況河道の課題の把握(現況河道実験)
  • 新堰完成後の河道計画(低水路)の比較実験
  • 施工時仮締め切りの比較実験
  • ゲート開度確認実験(案)
 なお、水理模型実験結果では洗掘・堆積の定量的な評価は行わず、相対比較を行うために実施する。そのため、最小限の模型範囲模 型縮尺で水理模型実験を実施するものである。
2.模型範囲の検討
2.1模型下流端の設定
   実験対象の下流端は、今回の低水路改修区間の下流端(ほぼ分水路NO.18のJR越後線に相当)とする。ただし、模型 下流端はNO.18付近の流況が再現できるようNO.18付近河道幅約600mの2倍程度下流の新長床留NO.28+107m(可動堰から 2.9km下流)とする。
2.2模型上流端の設定
 1)  模型上流端は、測量図・空中写真等からT.砂州の移動がなく澪筋が安定している収束部、U.河床縦断変化が小さい、 V.水面形の変化が小さい、W.ほぼ直線部等を考慮して設定する。
 2)  堰上流部の流況は、NO.25〜40の固定中州左右岸(馬越島)の流下状態によって定まり、その流下状態を一致させる ことが重要である。ただし、固定中州下流のNO.10は固定中州の流下の影響を受け、左岸側高水敷が固定化している狭窄部である。
 3)  以上から、実験対象の上流端はNO.10とするが、NO.10は低水路幅が狭く、実験中に著しく河床低下する可能性が 高いため、給砂および整流区間としてNO.10付近の河道幅程度上流に延長し、NO.20(可動堰から3.8km上流)を模型上流端と する。
  よって、模型の総延長は6.7km区間とする。
3.模型縮尺と河床材料
 模型縮尺の検討に当たっては、実験砂の比較検討を模型水深、模型流量、無次元掃流力、無次元掃流力比、掃流力/沈降速度比等から総 合評価を行い決定した。
 1) 模型縮尺
   水理模型の目的は洗掘・堆積の定量的な評価は行わず、相対比較を行うために実施するが、無歪模型では相似しないため、 極力歪度が小さい歪度1.5の最小縮尺として、水平縮尺1/150、鉛直縮尺1/100を選定する。以下に、模型規模を示す。
     ●模型延長45m  ●模型河道幅6m  ●模型水深5.0〜9.8cm
 2) 河床材料
   河床材料は、自然砂の場合には河床砂がほとんど移動しないことが確認された。そのため、比重が軽く、小粒径の軽量河床 材料を用いることとした。
     ●石炭粉(軽量河床材料) 0.4mm
4.水理模型図
5.模型製作状況
6.模型実験報告
国土交通省北陸地方整備局信濃川河川事務 所 計画課 TEL:(0258)32-3245(直通)/大河津出張所 TEL:(0256)97-2121
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