>>姫川不思議ランド
みんな友だち、ふるさとの生きものたち
 川は、誕生してから海へ注ぐまでに長い旅をする。もともと川の水は雨。空から降ってきた雨が一部は地表を流れ、一部は地面にしみこんで地下水となり、ふたたび地表に湧き出す。それが高い所から低い所へ、つまり山から海へと流れ下るんだ。

 では、姫川の水はどこから生まれてくるのかな。姫川を河口の糸魚川市から小谷村、白馬村へと上流に向かってさかのぼってみよう。広い川原をしばらく行くと、まず左から根知川が合流する。さらに進むと右から小滝川が合流。広かった川幅もだんだん狭くなり、深い谷がせまってくる。平岩では大所川が合流。さらに上流へ向かうと、荒れはてた川原が広がっている。

浦川との合流点だ。左から流れこむ中谷川、土谷川を過ぎて千国へ。このあたりは大きな岩が多い。白馬大池駅を過ぎると通ダム。ここか上流は、それまでの川のようすとはまるで変わり、白馬盆地の平地をゆるやかに流れるようになる。北アルプスから流れる松川、平川などと合流し、そしてついに佐野坂に行きついた。ここが姫川のふるさと、源流地帯だ。おいしげった草むらを分けていくと、細い流れがその草むらの奥からこんこんと流れ出ている。これより先は地面の中。こうして一年中湧き出している川の水。いかに山が地中にたくさんの水をたくわえているかが、よくわかるね。


 姫川のように、国道からちょっと脇に入った場所で簡単に源流が見られる川は、日本でもめずらしいよ。
 みんなで源流付近を探検してみよう。きっと、いろいろな発見が君たちを待っているはずだ。

姫川源流探検マップ

急流といわれる姫川
いったいどのくらい急なの?
川の力って
びっくりするくらいパワフルだ
白馬村のみそら野別荘地は
平川がつくった広大な扇状地の一部なのだ
岩石の種類が豊富な姫川
いろいろな石が見つかるよ
小滝川にはどんな石があるかな?
糸魚川市立小滝小学校のみんなが調べてみた

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