姫川は、源流地帯である標高800m近い白馬村佐野坂から、日本海に注ぐ糸魚川市の河口まで全長60kmを一気に流れ下っている。とはいうものの、白馬盆地の北の端にある通ダムまでは流れがゆるやかだ。通ダムをすぎると勾配が急になり、糸魚川市平野に出るまで深い谷がつづくようになる。

 姫川の勾配を外国や日本のほかの川と比べてみると、いかに急流かがよくわかるよ。大糸線の列車に野って海辺の糸魚川駅から姫川沿いに走ると、すぐに山の中に入ってしまうだろう。

 君たちが通っている学校の標高と、川沿って5km上流、5km下流の地点の標高と比べてみてごらん。思ったより標高差があるかもしれないよ。


●君たちの学校の標高、
知っているかな?
白馬南小学校 747m
白馬北小学校 702m
南小谷小学校 530m
中土小学校 538m
北小谷小学校 379m
北小谷小大網分校 395m
糸魚川小学校 5m
糸魚川東小学校 8m
今井小学校 51m
大野小学校 58m
根知小学校 191m
小滝小学校 245m
山之坊小学校 278m
大和川小学校 5m
浦本小学校 40m
下早川小学校 92m
中早川小学校 138m
上早川小学校 220m
北西海小学校 28m
南西海小学校 80m
加工からの標高