建設産業情報



■下水道施策の紹介■
5.緊急都市内浸水対策事業
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 下水道事業はトイレの水洗化のみでなく、自然環境の保全や未利用エネルギーの利用、親水空間の整備、最近課題となっている集中豪雨等による都市型浸水への対応など様々な役割を果します。
 ここでは各種事業を北陸管内で実際に行われている事例とともに紹介します。



5.緊急都市内浸水対策事業
制度概要
 下水道による雨水対策は未だ整備水準が低い上、都市化の進展により、雨水の浸透や保水能力が低下し、市街地において深刻な浸水被害が発生しています。このため、近年浸水被害が発生している都市部や地下空間の利用が進んだ地区を重点的に雨水対策を進めます。また、下水道事業のみではなく、治水事業と一層の緊密な連携を図りつつ一体的に事業を進めるとともに、雨水を貯留・浸透させて流出を抑制する対策も含めた施設整備を行います。

【新潟県新潟市万代シティ周辺雨水対策事業】
 新潟市では、平成10年8月4日の集中豪雨をはじめ3年連続で万代シティ周辺で、湛水被害、地下空間への浸水被害が発生しました。そこで、緊急的かつ恒久的な雨水対策として、緊急都市内浸水対策事業により貯留管の整備を進めています。
万代シティの湛水状況(H10.8)
万代シティ内事務所の湛水状況(H10.8)

平成10年8月降雨の万代シティー周辺の湛水状況
貯留管完成後の万代シティー周辺の湛水状況




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北陸地方整備局建政部