「山水」の有効利用
山水の利用目的
工事現場付近には、山水(沢水)が出ていることがあります。工事中は、その山水を作業員の休憩所に引き、手洗い等に利用しています。また、工事で使用した資材等を利用して水飲み場等を作ったことで、観光客の憩いの場としても利用されています。
山水の利用場所
1.天狗ノ水(平湯)
工事現場付近には、もともと黒パイプにて良質の山水が引かれ、ドラム缶に水を溜めた水飲み場がありました。
施工業者が地元関係者や観光協会に水飲み場として整備する提案をし、現地で採取した石を使用した二段構造の水鉢を製作しました。命名については、近くに天狗岩があり、天狗橋も架かっていることにちなんで「天狗ノ水」としました。
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2.右俣谷工事現場
工事箇所の付近に山水が流れ出ています。現場の作業小屋付近に、その山水を利用した手洗い場を作りました。作業小屋は新穂高ロープウェイの駅の近くであり、また、槍穂高連邦の登山道に面しているため、観光客や登山客の憩いの場にもなっています。
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