お知らせ

記者発表
第6回 国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」受賞品種が決定しました!

2012年12月14日

 国営越後丘陵公園は、世界で初めてばらを香りの分類別に植栽した香りのばら園を持っています。ここでは、6種類の違ったタイプのばらの香りをそれぞれのブロック毎に楽しむことができます。

 最近、香りに対する関心も高まっている中、国営越後丘陵公園では、香りのばら園」の魅力の向上を図るとともに、積雪・寒冷地から「進化するばらの香り〜故きを温ね新たなる香りの発信〜」をテーマに、平成17年から国際香りのばら新品種コンクールを実施しています。

 応募された苗は、ばら園にある試作場に植栽され、2年間同じ条件の下で育てられます。そして2年目の春と秋に、ばらや香りの専門家で構成された審査委員会で厳正な審査を行い、受賞品種が決定します。本コンクールで入賞したばらは、ばら園で引き続き栽培され、その姿、形、さらに香りで、来園者を楽しませることになります。

 この度、平成22年度に募集をした、7ヶ国(日本・イギリス・デンマーク・フランス・ドイツ・スイス・ルーマニア)の22 人の育種家からの48 品種の出品に対して、別紙のとおり受賞品種が決定しましたのでお知らせいたします。

 受賞品種は、来春の香りのばらまつり(5月下旬〜6月中旬)でご覧いただくことができます。また、同期間中に表彰式も開催する予定としています。

第6回 国営越後丘陵公園 「国際香りのばら新品種コンクール」 受賞結果(抜粋)

国土交通大臣賞(金賞を受賞した品種のうち、最高得点を得た品種)
Entry No.16 HT(ハイブリッド・ティー)系
品種名: 夜来香(イエライシャン)
作出者:青木 宏達(岐阜県)
審査概要:ハイブリッド・ティー系金賞で、国土交通大臣賞及び新潟県知事賞を同時受賞。 出品品種中最高得点で、香りにおいても強さ・質ともに最高得点を獲得。生育力、耐候性にも優れている。 香りのタイプは「ブルー」で、深みのあるブルーローズの香りに爽やかな柑橘系のベルガモットとフルーティな甘さが感じられる明るく洗練された香り。
新潟県知事賞(金・銀・銅賞を受賞した品種のうち、「香り」部門の最高得点を得た品種)
Entry No.16 HT(ハイブリッド・ティー)系
品種名: 夜来香(イエライシャン)
作出者:青木 宏達(岐阜県)
国土交通大臣賞と同時受賞。
長岡市長賞(一般来園者による人気投票で最も得票の多かった品種)
Entry No.15 HT(ハイブリッド・ティー)系
品種名:サラスヴァティー
作出者:寺西 菊雄(兵庫県)
審査概要:ハイブリッド・ティー系銀賞と同時受賞。 淡いピンクの花色に香りの質も高く、樹形も含めて全体的なバランスに優れた品種。花色の美しさとふくよかな花形が来園者に好感を与えた。 香りのタイプは「ダマスク・クラシック」で、軽やかで親しみのあるバラの香りにグリーンやフルーティのアクセントを持つ繊細で上品な香り。
問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 国営越後丘陵公園事務所
総務課長 山岸 浩栄   電話:0258-47-1471
国営越後丘陵公園事務所ホームページ:http://www.hrr.mlit.go.jp/echigo/
国営越後丘陵公園ホームページ:http://echigo-park.jp/