高岡環状道路(北側区間)

地域の課題(案)

高岡環状道路(北側区間)における課題を以下のとおり考えました。

1 慢性的な渋滞

  • 高岡市内は主要渋滞箇所数が多く、富山県内では第2位となっています。
  • 中心市街地周辺では慢性的な渋滞により、旅行速度が遅くなっています。
慢性的な渋滞慢性的な渋滞
【高岡市の主要渋滞箇所及び混雑状況】

2 交通事故が多発

  • 高岡市中心市街地周辺では、交通事故が多く、事故危険区間数、死傷事故件数が県内第2位となっています。
  • 事故の原因は、渋滞に起因すると想定される追突事故の割合が高いです。
交通事故が多発
【高岡市中心市街地周辺の事故危険区間位置図】

3 港湾アクセスルートが脆弱

  • 伏木富山港から能越自動車道の最寄りICまでの最短経路上には、大型車規制区間があります。
  • アクセス性が悪いため、所要時間が長くなり、車両の回転率が悪くなっています。
港湾アクセスルートが脆弱
港湾アクセスルートが脆弱
【伏木富山港から高規格道路へのアクセスルート】

4 観光周遊の定時性が低い

  • 高岡市内には観光資源が多く、周遊型観光により多くの旅行者が訪れています。
  • 定時性が高い交通ルートの確保により、観光ツアーの充実が期待できます。(定時性:予定通りに運行できること)
観光周遊の定時性が低い
【伏木富山港や高岡市中心市街地から高岡北ICへのアクセス】

5 救急搬送の速達性が低い

  • 高岡市内の高次医療機関へは、管轄の広域化に伴い氷見市方面からも搬送されています。
  • 氷見市方面から厚生連高岡病院への搬送は、市内の混雑を避けるため高岡ICを経由しており、速達性が低くなっています。(速達性:目的地へ迅速に到着できること)
救急搬送の速達性が低い
救急搬送の速達性が低い
【高次救急医療施設の立地と氷見市からの主な搬送経路】