国道415号富山・石川県境部

地域の課題

国道415号県境部における課題を以下のとおり考えました。

1 走行性と安全性

  • 国道415号県境部には、急な坂道、急カーブ、道路の幅が狭い区間がある。
  • 冬期は、凍結や積雪により路面状態が悪化すると、スリップ事故が発生しやすくなる。
走行性と安全性

2 災害リスク

  • 国道415号は災害時の緊急輸送道路かつ志賀原発の避難経路に指定されているが、地すべり地帯を通過しており、災害時には通行止等のリスクが高い。
  • 国道415号が通行止になった場合、能越自動車道・国道8号・北陸自動車道等に大きく迂回しなければならない。

■地質の特徴

災害リスク
資料:防災科学技術研究所 地すべり地形分布図(50%透過で電子国土web標準地図を表示)に加筆

3 交通事故

  • 国道415号全体に比べ、調査検討範囲は事故が発生すると重大事故(死亡事故・重傷事故)につながりやすい。

■重大事故の発生状況

重大事故の発生状況
資料:イタルダデータ

4 観光支援

  • 魅力のある観光地をつなぐネットワークが未完成である。

■観光イメージ

観光支援

5 高規格道路へのアクセス

  • 国道415号は急な坂道、急カーブ、道路の幅が狭い区間があるため、能越自動車道・のと里山海道と接続するアクセス道路としては、観光バスや物流トラックの走行に支障がある。