ほくりく学ぶくん通信

ほくりく学ぶくん通信

立山町立立山芦峅小学校4・5・6年生総合学習〜立山カルデラの歴史と砂防工事現場をめぐる〜

常願寺川流域の安全を守るために
  富山県中新川郡(なかにいかわぐん)立山町は豊かな自然に恵まれ、観光客も多い土地です。そんな美しい景色の中で、実は今も、自然との厳しい闘いが行われています。
 立山を流れる常願寺川は日本有数の急流河川で、その上流に位置する立山カルデラは、火山堆積物でできた非常にもろい地質です。そのため、1858(安政5)年にマグニチュード7.1の大地震が発生したときは、約4億m3もの土砂が崩壊し、その一部が土石流となって流れ込む大災害となりました。今も約2億m3(富山平野全体を平均約2mの厚さでおおうほどの量)の土砂が不安定な状態でカルデラ内に残っているといわれており、大雨が降ればまた土石流が発生する恐れがあります。それを防ぐのが「砂防工事(さぼうこうじ)」です。
 今回は、学校の前を常願寺川が流れているという立山町の小学生14名が砂防工事の現場を訪れました。いつも身近な常願寺川の、違った一面を見ることができたでしょうか。

name="_x0000_i1033"

今にも崩れそうな岩が残る
立山カルデラ

今にも崩れそうな岩が残る 立山カルデラ

 

特集

立山町立立山芦峅小学校4・5・6年生総合学習
〜立山カルデラの歴史と砂防工事現場をめぐる〜

立山カルデラ砂防工事見学
昔も今も、人の力によって支えられている“砂防”の現場を見学。

国土交通省から

総合学習のひろば1

安全な港づくりに貢献する…水理実験場

総合学習のひろば2

応援します、総合学習
―総合学習支援の窓口紹介―

地域を調べよう 副読本の紹介

副読本

 

【ちくまが
(千曲川(ちくまがわ)・犀川(さいがわ)・梓川(あずさがわ)なるほどマガジン)
 長野県を流れる千曲川・犀川・梓川のようす、気候、災害、安全なくらしをまもる施設、水の使われ方、川と人とのかかわりなどを幅広くわかりやすく紹介しています。
 川辺に出て、いろんな疑問について解決できるように「しらべてみよう」や「千曲川・犀川・梓川クイズ」も盛り込まれており、川を楽しく学習できる内容となっています。ホームページでも公開していますのでぜひ御覧下さい。


お問い合わせ
国土交通省 北陸地方整備局
千曲川河川事務所
TEL 026-227-7611
http://www.hrr.mlit.go.jp/tikuma/

NEXT