ほくりく学ぶくん通信
ほくりく学ぶくん通信
総合学習のひろば
整備が進む金沢東部環状道路で見学会
 車いす利用者や高齢者の立場になって体験・検証することができる「交通バリアフリー体験ひろば」が、北陸技術事務所にある学習体験パーク「ほくぎひろば」内に完成しました。
  実際の道路を模してつくられた体験ひろばには、歩道の段差や勾配、側溝の有無、誘導ブロックの設置のあり方など、さまざまな比較体験項目が用意されています。視覚の変化を体験できる特殊ゴーグルを着用したり、車いすに乗って移動してみたりすることで、あらゆる人々が安心・安全に歩行するために「好ましい例」と「好ましくない例」を比較、体験することができます。
  車いす利用者や高齢者の立場になって歩行体験を行うことでバリアフリーへの理解が深まるだけではなく、まちで高齢者や障害のある人に出会った時に、快く自然なかたちでサポートできる「心のバリアフリー」を育むきっかけとなることも期待できます。
  体験ひろばは今年1 月に完成していますが、一般に公開されるのは4 月下旬頃の予定です。児童、学生、一般の方など、どなたでもご利用になれます。新年度の総合学習の一環として、本施設を利用してバリアフリーを身体と心で体験してみてはいかがでしょうか。
建設機械の展示は子供たちに人気
車いすの通行に障害がある歩道(左)と快適な歩道(右)が比較体験できます
総合学習でのご利用の場合は、こんな対応が可能です
特殊ゴーグルや杖を使って視覚障害者用誘導ブロックの体験
高齢者疑似体験(腕にオモリのついたリストバンド、膝にテーピングを巻いて高齢者の体勢で)
車いすによる歩行体験 ほか
国土交通省 北陸技術事務所
【所在地】新潟県新潟市山田2310- 5
【連絡先】025- 231- 1281 (代表)
【利用時間】平日09:00 〜16:30
【料金】無料*土日、祝祭日、年末年始は休み。
【ホームページ】http://www.hrr.mlit.go.jp/hokugi/index.html
応援します、総合学習
 国土交通省は総合学習を支援しています。このコーナーでは、地域に根ざした総合学習テーマやプログラムの支援をしている、北陸地方整備局管内の総合学習担当者をシリーズでご紹介します。どうぞお気軽に声をかけてください。そして相談してください。きっとお役に立ちます。
今回の担当者
  渡部 秀樹
  金沢河川国道事務所 調査第二課
総合学習を担当して日頃、感じていること
 業務の電話に混じって、緊張した声で「道路のことについて教えて欲しい」と、子供から電話がかかってきます。聞くと、問い合わせの電話を自分でかけることも学習の一環であるようです。中には、ハキハキと質問する子供もいるのですが、ほとんどは、知らない人に初めてかける電話に不安げな子供たちです。総合学習への支援といえば、出前講座や現場見学を思い浮かべますが、優しく丁寧に話を聞いてあげることで、子供たちの社会に踏み出す第一歩の不安を解消してあげることも、窓口担当として大切なことだと感じています。
総合学習担当としての抱負
 道をテーマにした総合学習の支援は、子供たちに「道」のことを学習してもらうと同時に、将来の道路ユーザーへ道路事業の必要性や重要さを知ってもらう機会でもあるので、学習の内容も、子供たちが大人になっても覚えているような印象深いものになるよう工夫していきたいと考えています。
 今回の渡部秀樹が窓口を担当している金沢河川国道事務所調査第二課では、国道8号、国道157号、159号など道路全般についてのほか、河川、砂防、海岸、手取川ダムなどの総合学習についてのご相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。
【ホームページ】http://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/
【 所 在 地 】石川県金沢市西念4-23-5 TEL (076)264- 8800(代表)
 
国土交通省北陸地方整備局