我が国の道路橋は、高度経済成長期に集中して建設されたことから、今後老朽化が急速に進展していくことが懸念されています。 道路橋を適時・適切に維持管理していくため、定期点検結果に基づく「橋梁長寿命化修繕計画」により、限られた予算の中で予防保全的な維持管理を目指しているところです。
日本海に面する北陸地方は、疲労のほか地域特有の冬季風浪や凍結防止剤散布による塩害・腐食、アルカリ骨材反応による著しい損傷等に関して、各所で様々な取組みが行われています。橋梁保全に関する蓄積してきた技術・技能の伝承・研鑽を図るとともに新技術の開発、より一層の品質確保・信頼性向上を目指し、優れた橋梁保全技術を次世代へ継承していくことが重要となっています。
今後は「産学官」が連携して橋梁保全に関する調査・研究、施工技術、材料、維持管理(日常管理、コスト縮減等)などについて、情報交換・発信の場として本会議を設立するものです。 |