河川水辺の国勢調査の概要

■河川水辺の国勢調査について

 河川や水辺にはたくさんの鳥や魚、昆虫、動物がすみ、植物が生きています。
 そしてわたしたちの憩いの空間としても利用されています。
 このように水とみどりのあふれる河川は、人と生物にとって他にかえがたい大切な空間となっており、なおいっそう河川の環境への配慮が必要となっています。

 このため、建設省では、全国の109(北陸管内は12)の一級水系の建設省直轄管理河川を中心に、河川事業、河川管理を適切に行うための基礎調査として、河川に生息する生物・植物の調査、河道の形状の調査、河川空間の利用実態の調査を行う「河川水辺の国勢調査」を平成2年度から行っています。


  ■調査項目(生物調査)
 河川水辺の国勢調査の生物調査として魚介類、底生動物、植物、鳥類、両生類・爬虫類・哺乳類、陸上昆虫の6つの調査があります。毎年それぞれの河川ごとに1から2項目の調査を行い、5年間で6項目の調査が1巡するようになっています。また、それ以外に瀬や淵などの調査、河川空間の利用実態調査等も行っています。この調査は平成8年度以降も引き続き行っていきます。

■アドバイザー


 平成8年4月現在で、北陸地方建設局管内で河川や生物の専門家51名の方々に、河川水辺の国勢調査アドバイザーをお願いし、アドバイスをいただきながら各河川で調査を進めています。

川のなかには一体どんな生き物がいるんだろう? 生き物はこんな暮らしをしています。 河川水辺の国勢調査の活用法