事務所のあゆみ
History

2024年1月1日

令和6年能登半島地震発生

 令和6年(2024年)1月1日16時10分、石川県能登地方においてマグニチュード7.6(暫定値)、最大震度7の地震を観測し、能登地方を中心に多くの人命や家屋、ライフラインへの甚大な被害をもたらしました。

2024年1月4日

奥能登の市町へ大型車が通行可能となる

 国土交通省は、国道249号や県道1号など主要な幹線道路を夜を徹して道路啓開を進め、1月4日には輪島市役所、珠洲市役所、能登町役場まで大型車が通行を可能としました。

2024年1月18日

能越自動車道(のと三井IC~のと里山空港IC)、
のと里山海道(徳田大津IC~横田IC)通行止解除

 能越自動車道は、のと三井IC~のと里山空港IC間、輪島から穴水方面のみの片側通行が再開しました。
 のと里山海道は、徳田大津IC~横田ICの間、徳田大津から穴水方面において、緊急車両や災害救助、物資輸送車両、被災地に住んでいる人限定で通行可能となりました。

2024年1月23日

道路・河川の国権限代行、国直轄施工による
本格復旧を実施

 石川県知事からの要請等を踏まえ、被害が甚大であった道路や河川の本格復旧に着手しました。
道路-「のと里山海道(一部区間)」、「能越自動車道」の石川県管理区間
道路・地すべり-「国道249号沿岸部」と関連土砂災害対策
河川・砂防-「河原田川」の河川・砂防事業

2024年2月1日

港湾、空港、海岸の権限代行によるの本格復旧を
実施

 石川県知事、富山県知事、七尾市長からの要請等を踏まえ、被害が甚大である【港湾】【空港】【海岸】について、「大規模災害からの復興に関する法律」の適用による権限代行により国土交通省が自治体に代わって本格復旧に着手しました。
 能登復興事務所では、宝立正院海岸(珠洲市正院町正院~宝立町鵜島)の災害復旧事業を実施しています。

2024年2月6日

寺地川・牛尾川での国直轄施工による砂防工事着手

 石川県の町野川水系寺地川及び牛尾川では、大規模な土砂崩壊に伴い河道閉塞(土砂ダム)が形成されており、今後の降雨等により二次災害が発生するおそれが高く、対策に高度な技術力を要することなどから、石川県知事からの要請を踏まえ、砂防法第6条第1項に基づく国直轄施工による緊急的な砂防工事に着手しました。

2024年2月16日

能登復興事務所設立

 北陸地方整備局は、令和6年能登半島地震からの復旧・復興に向けて、能越自動車道や国道249号沿岸部の本格復旧、沿線の地すべり対策、河原田川の河川・砂防事業など、国が権限代行などにより行う復旧・復興事業を迅速に進めるため、能登復興事務所を設立しました。

2024年3月15日

能越自動車道・のと里山海道 全区間で輪島方面への通行可能

 のと里山海道(越の原IC~穴水IC)について、3月15日(金)午後1時より、輪島方面のみ通行止め解除がされ、能越自動車道・のと里山海道は、全区間で輪島方面への通行が可能となりました。

2024年5月2日

国道249号千枚田工区 緊急復旧完了

国道249号千枚田工区(輪島市野田町)
 令和6年5月2日(木)より緊急車両及び地元住民の通行が可能となりました。
◆海岸隆起部を活用
◆緊急車両等の1車線通行確保

2024年5月29日、31日

河原田川(市ノ瀬地区および熊野地区)仮設水路完成

【河原田川 熊野地区】
 出水期までに迂回水路の設置や倒木除去・土砂撤去を実施し、上下流と同等程度の通水断面を確保しました。
【河原田川 市ノ瀬地区】
 河道閉塞部上流からの流水による越流浸食を防止するための仮設水路の整備しました。

2024年6月3日

最大震度5強(輪島市、珠洲市)

 石川県能登地方において最大震度5強の地震が発生したため、北陸地方整備局では警戒体制を発令しました。
 警戒体制発令(6月3日6時31分)

2024年6月3日

地すべり(深見地区)応急復旧対策完了

 国道249号沿いの地すべり対策(全地区)について、出水期前の斜面安定化、土砂流出防止のための大型土のう等の応急対策が完了しました。

2024年7月17日

能越道・のと里山海道 全区間対面通行可能
(能登大橋除く)

 国道470号能越自動車道・のと里山海道(のと里山空港IC~徳田大津IC)について7月17日(水)12時から、能登大橋付近を除く全区間で対面通行となりました。

2024年9月20~22日

令和6年 奥能登豪雨災害

 令和6年9月20日頃から全線が日本海に停滞し、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で大気の状態が不安定となり、石川県能登地方では記録的な大雨となりました。
 石川県輪島市、珠洲市、能登町で河川氾濫、浸水被害や土砂災害が発生し、能登地方は再び大きな被害を受けました。

2024年9月27日

道路啓開により孤立集落が解消

 9月22日時点では115箇所で孤立集落の発生が確認されており、国土交通省では多数の孤立集落がある沿岸部等のアクセス道路の確保に向けて道路啓開を実施しました。9月25日までに幹線道路の啓開は概ね完了し、9月27日に集落の孤立は解消されました。

2024年10月11日

奥能登豪雨災害により新たに権限代行、国直轄施工による緊急復旧工事に着手

 令和6年9月20日からの大雨により被災した河川において、石川県からの要請を踏まえ、国土交通省が石川県に代わって新たに緊急的な応急復旧工事に着手しました。
○施工箇所
 塚田川水系塚田側川、南志見川水系南志見川、町野川水系町野川および鈴屋川、珠洲大谷川水系珠洲大谷川

2024年11月12日

能越道小学生イベントを開催

 能越道予定地を活用し、輪島市協力のもと児童達が元気に運動できる「スポーツ大会」を開催するとともに、児童達や三井町の方々が書いた手紙をタイムカプセルに詰めて、「のと三井IC」の敷地に埋めるイベントを開催しました。

2024年11月25日

宝立正院海岸 本復旧着手

 地震により被害が発生した、石川県能登半島沿岸宝立正院海岸(珠洲市正院町正院~宝立町鵜島まで)では、国の権限代行により大型土のう等の応急復旧工事を進めてきました。
 令和6年11月25日から宝立正院海岸において、海岸保全施設の本格的な復旧に着手しました。

2024年12月27日

国道249号の輪島市門前町~珠洲市間
全線で通行可能

 国道249号の輪島市門前町~珠洲市間(権限代行区間)について、大規模崩落箇所 全5箇所で通行が確保されました。
 一部区間では迂回路の活用、緊急車両・地元車両に限定された通行ですが、1年を迎える前に上記区間の全線で通行ができるようになりました。