黒部川・下新川海岸に係る安全利用点検(G.W前)の実施・結果について

 近年、黒部川・下新川海岸は、地域住民の環境への関心が深まる中、河川環境等を利用した安らぎや憩いを求める場、スポーツ・レクリエーション活動等の場として、多くの人々の利用が増してきています。一方で、河川等に対する自己の危険意識の無さやこれまでにない利用形態自体の多様化から水難事故の問題が顕在化して きている状況にあります。
 そのような状況のなかで、黒部河川事務所は、河川や海岸等の空間に危険性が内在するという特性を利用者に認識していただき、利用者の自己責任による安全確保を心がけていただくとともに、可能な限り安心して河川や海岸等に接することのできる施設整備を目指していくことが求められています。
 その一環として、昨年度に引き続き今年度も黒部河川事務所管内の黒部川の河川管理施設等・下新川海岸保全施設等について、利用者が安心して利用していただくという観点から、大勢の人が集まりやすい河川の水面利用区域等、海岸保全施設等を中心に、黒部河川事務所職員、市・町職員等により安全利用点検(G.W前)を実施しました。
 黒部河川事務所管内河川等施設のゴールデンウィーク前に実施いたしました安全利用点検の結果、河川点検区域数31区域から、応急措置箇所数2箇所、海岸点検箇所数12箇所の施設等から、応急措置箇所数5箇所の転落の危険性のある箇所等があり、発見された危険箇所は、河川については、4月25日、海岸については、4月25日から27日にかけて緊急の措置としてロープやバリケード等の防護設置や危険防止看板により侵入防止等の措置をとりました。
 
(別紙−1様式−1様式−2附図1報告様式−A報告様式−B
報告様式−1報告様式−2附図2参照)
 
 つきましては、危険防止対策が取られるまでの間、当該箇所の利用及びその周辺への立ち入りを禁止させて頂きます。
 また、今回の点検で危険性が確認されなかった施設及びその周辺についても現地の状況は、天候その他により日々かわりますので、川等の利用の際には利用者自らが安全を確認のうえご利用頂きますお願いします。
 
『安全確保は、自らの責任で』
 河川管理者等として随時、安全利用点検を実施していますが、点検後の風雨や洪水等天候状況により、日々、現地は変わります。
 河川管理者等として、安全点検の情報、河川に係る雨量、水位の情報等を発信してまいりますが、河川の利用にあたっての最終確認は、利用者自らが判断して頂きますようお願いいたします。

目次

別紙ー1 :河川における安全利用点検に関する点検結果表
様式ー1 :河川における点検実施状況写真
様式ー2 :河川における点検後の措置状況写真
附図1 :平成18年度黒部川安全利用点検 参考図
報告様式−A :海岸における主な安全利用点検施設及び項目・点検期間一覧表
報告様式−B :海岸における立入規制措置・注意喚起措置設置箇所一覧表
報告様式−1 :海岸における安全利用点検に関する点検結果及び点検実施状況写真
報告様式−2 :海岸における点検後の措置状況写真
附図2 :下新川海岸 平成18年度安全利用点検 参考図