Q2.連携排砂は、どのようにして行うのですか? |
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2−1.現在の連携排砂の「方法」 |
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・現在の排砂の方法は、平成3年12月の出し平ダム初回排砂の方法とは違い、より自然なかたちで行うこととしています。(詳細は4−2、3)
自然の状態(ダムのない状態)でも、洪水の時は土砂も一緒に流れ、河川は濁りますが、現在の連携排砂は、このような出洪水の時に行うこととしています。(*連携排砂時の黒部川と他河川の河口部状況写真)
連携排砂の方法は、まずダムの水位を下げて、自然に近い川の流れとした上で、排砂ゲートを開けて排砂を行うものです。(*排砂の方法)(*連携排砂・連携通砂 実施基準)
この現在の連携排砂の方法は、平成3年12月の出し平ダム初回排砂以降、長年にわたり地域の方々や学識経験者に審議・検討いただき、現在の方法となったものです。 |
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2−2.十分な検討と地域への理解は? |
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・連携排砂を実施するにあたっては、排砂計画をまず漁業関係者や農業関係者をはじめとした関係団体、関係行政機関に十分説明をして、意見をうかがっています。その後、学識経験者からなる「黒部川ダム排砂評価委員会」で審議・検討いただき、流域の市や町、関係機関からなる「黒部川土砂管理協議会」で協議・調整を図っています。また、連携排砂実施後は、その結果を報告し、評価されています。
あわせて、地域住民に対しては、新聞折り込みによる広報チラシ、パネル展示、ホームページ等により情報公開し周知を図っています。
連携排砂は、地域の理解を得て行っています。(*実施までの手続きの流れ) |
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2−3.環境への影響はどのように把握してるの? |
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・連携排砂の実施にあたっては、実施前・実施中・実施後にダム湖・下流河川・海域等において広範囲な環境調査を行って、その影響を把握・監視しています。
また、この調査結果は、速やかに公表するとともに、「黒部川ダム排砂評価委員会」において科学的・客観的な議論・評価をいただき、「黒部川土砂管理協議会」にも報告しています。(*平成13年度環境調査計画表)
(*平成13年度環境調査地点図) |
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・この「黒部川ダム排砂評価委員会」「黒部川土砂管理協議会」は公開で開催し、環境調査の結果を含めて委員会、協議会の資料はすべて公表しており、連携排砂は全面的な情報公開のもとで行っています。 |
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