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  3. 一般国道8号 加賀地区の将来をかたる懇談会(H11.7.9〜H14.3.5)
  4. 第2回検討委員会資料

(1)現道拡幅やバイパス、両側バイパスをまちづくりの観点から比較検討

◎まちづくりの観点からの検討の必要性

【現況】
国道8号は交通量が多く、渋滞が発生している
沿道には商業施設が集積している
【将来】
国道8号の整備に併せて、沿道でにぎわいや潤いのある”まちづくり”を行なう必要がある

◎現況

現況

現道拡幅
●みちづくりの比較検討案 ●まちづくりの観点から見た対策案

(1) 現道拡幅
現道拡幅

《まちづくりからみた問題点・課題》

  • 移転しなければならない沿道施設の発生
  • 不整形な宅地の発生 など

(1)-a 現道拡幅+裏道整備+代替地(補償)
現道拡幅+裏道整備+代替地(補償)

メリット

  • 裏道からも出入りできる
  • 沿道施設の裏の土地を、補償の代替地として活用することも可能である

留意点

  • 移転が必要となる沿道施設が、希望する土地を代替地にできるとは限らない
  • どの道路にも面しない土地や裏道から出入りできない土地が、発生する場合がある

(1)-b 現道拡幅+土地区画整理
現道拡幅+土地区画整理

メリット

  • 事業対象地区内の全ての宅地が整形になり、道路に面することになる
  • 区画道路や公園などを総合的に整備するなど、一体的な土地利用が可能である

留意点

  • 地元にまちづくりを主体的に行なっていく組織やリーダーが必要である
  • 区画整理により関係権利者が増え、合意に時間がかかる
  • 減価の発生や減歩など、区画整理の仕組みや条件に対する関係者の理解や協力が必要である
  • 上記を踏まえて、事業の対象範囲を設定することが必要である

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現道拡幅
●みちづくりの比較検討案 ●まちづくりの観点から見た対策案

(2) バイパス
バイパス

《まちづくりからみた問題点・課題》

  • バイパス沿道での無計画な土地利用
  • 現道とバイパスでの商業施設の競合 など

(2)-a バイパス+沿道施設の立地規制
バイパス+沿道施設の立地規制

メリット

  • 現道沿いの商業施設などは、移転しなくてよい
  • バイパス沿道での土地利用の規制・誘導によって、現道の商業施設との競合が防げる

留意点

  • 現道の商業施設は、自助努力によるにぎわいや潤いのあるまちづくりを進めることができる
  • バイパス沿道での施設立地ができない

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現道拡幅
●みちづくりの比較検討案 ●まちづくりの観点から見た対策案

(3) 両側バイパス
両側バイパス

《まちづくりからみた問題点・課題》

  • バイパス沿道に農地が残存
  • どの道路にも面しない土地の発生 など

(3)-a 両側バイパス+土地区画整理
両側バイパス+土地区画整理

メリット

  • 事業対象地区内の全ての宅地が整形になり、道路に面することになる
  • 区画道路や公園などを総合的に整備するなど、一体的な土地利用が可能である

留意点

  • 地元にまちづくりを主体的に行なっていく組織やリーダーが必要である
  • 区画整理により関係権利者が増え、合意に時間がかかる
  • 減価の発生や減歩など、区画整理の仕組みや条件に対する関係者の理解や協力が必要である
  • 上記を踏まえて、事業の対象範囲を設定することが必要である

減価:事業の前後で、土地の資産価値が減少すること
減歩:道路や公園の用地や事業費を生みだすために、土地を公平に出し合うこと