跡津川(あとつがわ)奥飛騨の砂防チェック!-⑯
さらにもう少し

- この跡津川沿いの道を上り、佐古砂防えん堤を越えてさらにいくと、太田和峠を通って富山県の有峰ダムへと至る。
- また、ノーベル賞で有名なスーパーカミオカンデがある神岡鉱山の茂住坑の坑道入り口も跡津川を遡る道沿いにある。
«角川地震のエピソード»
- 角川地震の時に、越中街道中山口番所の役人を務めていた土屋勘左衛門は高山御役所に対して、「番所がつぶれてしまったので、とりあえず仮小屋を建てて、村人や番所の水夫たちと野宿同様に生活している。越中への通行路は、普請を命じられても二月や三月くらいで通行できるようになるとは思えない。そこで、ひとまずちょっと帰宅させてもらいたい。それが駄目なら役目を一日も早く交替させてほしい」と、泣き言ともとれるような報告をしたという。
- 角川地震の被災地の視察場所を決める際、ある役人が「49歳で丑寅の方角に行くのは良くないので、その方角にある下高原筋(船津方面)への取調出役を変更してほしい」と申し入れたため、視察場所をクジで決めることになったという記録が残っている。