焼岳奥飛騨の砂防チェック!-⑥

  • 1998年には焼岳周辺で群発地震が発生。8月7日~9月4日までに7600回の地震が観測された(うち有感地震は220回を超えた)。このときは新穂高の露天風呂の近くに直径5mの大きな岩が落ちてきて、宿泊していた62人の旅行客が近くの公民館に避難した。また、新穂高で落石によってワゴン車が大破するという事故もあった。
  • このように活火山焼岳は、過去に災害をもたらしてきたが、温泉やすぐれた景観をもたらす恵みの山でもある。
  • 深田久弥の日本百名山の一つに数えられている。
さらにもう少し
  • 焼岳の標高は2455m=ジャイアンツの高橋(24)+ヤンキースの松井(55)(2004年4月現在)
  • 現在の焼岳は明治頃までは「硫黄山」と呼ばれ、その頃の焼岳は現在展望台がある山とは別の山だった。現在は昔の焼岳がなくなって、昔の硫黄山が焼岳となっている。

→ 何故そうなったのかというと、昔、飛騨地方では現在の焼岳を「硫黄山」と言っていたので、当時の測量部員がそれに従って地図を作った。ところが信州の呼び名はその反対で、昭和に入って上高地へ来る登山者が多くなり、上高地に訪れる登山客に信州の案内人が高い方の山を焼岳と説明することが多くなったため、現在のような呼び方になっていった。