平湯大滝周辺の砂防施設奥飛騨の砂防チェック!-②

ちょっと学術的に
  • この付近には、今から約3億年前の古生代に海底に堆積した砂や泥が固まってできた堆積岩が、広く分布しており、平湯大滝より上流では、この堆積岩の上に安山岩の溶岩が乗っている。
  • この溶岩は、今から約1~2万年前に噴出し、現在、乗鞍火山のなかま、四ヶ岳を形成している。この安山岩の溶岩が崖になっているために、このような滝ができている。
  • 火山の多い我が国では、このような溶岩の末端に滝ができることが多く、日光の華厳の滝、立山の称名滝、さらにこの近くでは焼岳の白水滝などがある。
数値DATA
  • 砂防えん堤

    国土交通省設置

    滝谷上流砂防えん堤
    (高さ)8m (長さ)43m、
    昭和53年12月20日完成
    滝谷第2号砂防えん堤
    (高さ)5.6m (長さ)97m
    昭和55年1月4日完成

    岐阜県設置=3ヵ所

  • 床固工=11基(昭和59年9月27日~昭和62年12月16日完成)