平湯大滝周辺の砂防施設
奥飛騨の砂防チェック!-②
【参考】周辺のワンポイント解説--2つの百選
平湯大滝
滝谷流路工の上流部にある。乗鞍岳を源流とする大滝川下流部に位置し、壮大に滝壺に落下する一文字滝。標高=1,475m、滝型=一文字滝、落差=64m、幅7m。
春の新緑、秋の紅葉時の美しさには定評があり、冬の凍結時は荘厳である。日本アルプスを世界に紹介したウェストンが「絵のような渓谷の木の間に柔らかいリボンのように…」と絶賛した。夏は涼を求める人で賑わい、冬は地元観光協会によるライトアップが行われている。
岐阜県名水50選、日本の滝百選、飛騨三大名瀑の一つに数えられている。
→ 飛騨三大名瀑の他の二つは、小坂町(現在の下呂市小坂町)の「根尾の大滝」(濁流を流れ落ちる)、白川村の「白水の滝」(白山大白川を流れ落ちる)
平湯大ネズコ
昭和初期、林野庁より村人が原木を払い下げてもらい、炭焼きをして生活の支えとしていた時、巨木を発見。将来きっと地元の財産になると思い、「平湯大ネズコ」と名づけ、残した巨木。森の巨人100選の一つに選ばれている。
日本第二位の大ネズコ(なお、日本一の大ネズコは、山形県の朝日山地(山形県と新潟県の県境近く)の上倉山(標高1,144m)山中にある「朝日のクロベ」)。
標高1,500m地点でのこれほどの巨樹も珍しく、東京都「大ダワのイチイ」、山形県の「櫛形山のカラマツ」などに次ぐ高い標高地点での巨樹とされている。
別名:クロベ(黒檜)、幹回り=7.4m、高さ=20m、樹齢=約1,000年
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