平湯大滝周辺の砂防施設
奥飛騨の砂防チェック!-②
基本解説
自然に形成された川のようであり、また平湯キャンプ場からは水辺公園のように見えるが、実は、砂礫の流出や体積を防ぎ、災害から生命・財産を守るために作られた砂防施設で、国道158号、中部縦貫道、平湯温泉街を土砂災害から守る役割を果たしている。
滝谷は、乗鞍連峰四ヶ岳(標高2,751m)を水源にし、この地点で黒谷と合流して平湯川の源流部をなしており、河床勾配もきつく、洪水の時に大きな砂礫が一度に流れ出さないようにするために作られた、平湯川最上流に位置する砂防施設。
また、砂防えん堤を流下する砂礫などで河岸が掘られないように護岸がつくられている。
さらに、これらの砂防施設は自然景観にマッチするように考慮されている。
→① 何段もの小さな滝のように区切られている。
→② これは、河床が掘り返され、土砂が流れ出たり洪水が発生したりするのを防ぐため、石やコンクリートで川床を強化する工事で、床固工という。
滝谷周辺には、平湯大滝、平湯大ネズコという日本の100選に数えられる名勝が2つ存在する。
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