- 技術開発
[第11回] けんせつフェア in 北陸 2013
平成25年10月18日(金)と19日(土)の両日、金沢市の石川県産業展示館(3号館)において「けんせつフェア北陸in金沢」を開催しました。
本フェアは、産・学・官の優れた建設技術を一堂に集め、地域の方々に”みて、ふれて、知って”もらうことと、建設技術者の技術の研鑽・高揚並びに技術情報交換の場として、また新技術・新工法の積極的な活用・普及を図ることを目的としています。主催は「北陸地方建設事業推進協議会」を母体とした官民21機関で構成する実行委員会で、平成5年から2年に1回開催してきており、今回で11回目となりました。
『安全に暮らせる国土、活力ある社会を支える建設技術』をキャッチフレーズに150機関から269の技術が展示された他、プレゼンテーション、災害体験学習、企業情報、石川高専による出前授業等の各コーナーが設けられ、期間中約3,800名の方々が来場されました。
オープニングセレモニー
初日は午前9時半から、オープニングセレモニーを行いました。
「けんせつフェアin北陸」の実行委員長を務める北陸地方整備局木村 邦久企画部長の開会宣言の後、野田 徹北陸地方整備局長が「石川県では、来年度の北陸新幹線の開業にあわせ、能越自動車道七尾氷見道路の完成に向け、整備を推進しており、経済、地域の活性化が期待されている。北陸地方は、自然災害が非常に多い。建設技術は社会資本整備の推進力になるだけでなく、防災減災にも寄与していく。」と開会挨拶を述べ、続いて本省総合政策局 山内 正彦公共事業企画調整課長より祝辞を頂きました。
そして来賓・主催者14名によるテープカットで2日間のけんせつフェアが始まりました。
出展技術
各社の出展ブースではパネルの他、実物や模型による新技術等について、来場者とは勿論、出展者同士でも活発な意見交換がなされました。
プレゼンテーションコーナー
出展技術を詳細に理解して頂くため、出展者によるプレゼンテーション(48技術)を行いました。
学生の来場 石川高専及び石川県内の工業高校(4校)の学生、約260名が来場し、熱心に各展示ブースを見学していました。
体験学習ほか
屋内に対策本部車、排水ポンプ車、照明車、衛星通信車を展示し「北陸地整の災害支援状況」を説明、除雪車を展示し搭乗体験してもらうと共に北陸地整における除雪の変遷などについて説明しました。
屋外の降雨体験、地震体験装置では災害の疑似体験を行いました。
19日(土)には、石川高専にご協力いただき「小学生のための石川高専出前授業」を開催し、高野先生より「水質試験」、船戸先生より「地震につよい家づくり」について講義いただきました。
小学生のための石川高専出前授業
また、「無人化施工コーナー」「NETIS相談コーナー」「企業情報コーナー」など、一般来場者、技術者、学生それぞれの来場者ニーズを想定し展示内容の工夫を行いました。
おわりに
今回のフェアは天候にも恵まれ、たくさんの方に来場していただき事故もなく無事に行うことができました。出展者をはじめ、開催にあたりご協力を賜りました関係各位に厚く御礼申し上げます。
「けんせつフェアin北陸」実行委員会事務局