国土交通省 北陸地方整備局 北陸技術事務所

  • 技術開発

[第5回] けんせつフェア in 北陸 2001

平成13年10月12日(金)10:00~16:00と13日(土)9:30~16:00の両日、新潟市産業振興センター前特設会場(新潟市鐘木)において「けんせつフェアin北陸2001」が開催されました。

本フェアは、21世紀の初頭にあたり、安心して暮らせる国土、活力ある地域社会、環境への対応など国土整備の果たすべき役割は20世紀から引き継がれ、 技術開発の重要性は益々高まっています。このような背景のもと、産・官・学の最新の建設技術を一堂に集め、北陸地域の建設技術者の技術研鑽、建設分野の新 しい技術・工法についての意識高揚、活用・普及を図ることを目的に開催しました。

本フェアは、平成5年を初年度に隔年で開催し、今回で5回目の開催となりました。

今回の特設会場は、3万㎡余りを誇り、市民の憩いの場でもある鳥屋野潟公園に隣接し、サッカーW杯会場となる新潟スタジアムにも近く、市民にはよく知られ た場所であることや駐車場十分に確保されるなど、2日間で過去最高の述べ6,700名もの来場者が訪れ、会場は活気に溢れ、盛り上がりを見せていました。

オープニングセレモニー

初日の開場に先立ち、10月12日(金)午前10時から会場正面アーチ前において、オープニングセレモニーを行いました。

本フェアの母体である北陸地方建設事業推進協議会の会長を務める横塚北陸地方整備局長より「地域づくりの面でも地域間競争が激しくなる。厳しい自然条件 を抱えた北陸は、安全で安心できる地域を創るためにも、特に工夫と新技術の活用が大きな役割を果たす。フェアを通じて数十年の技術の進歩にふれ、フェアを みんなで新しい世紀を創り出す契機にしたい。」とフェアへの期待を込めた挨拶を述べました。

続いて来賓として国土交通省総合政策局橋元建設施工企画課長より「技術開発は非常に重要。このけんせつフェアを機に新技術の推進と活用を期待する。」と祝辞を頂きました。

挨拶・祝辞に続き、来賓・主催機関代表による「テープカット」を行い、「くす玉開披」によって2日間のけんせつフェアが華やかに開幕しました。

《開会挨拶》
北陸地方建設事業推進協議会 会長
横塚北陸地方整備局長
《テープカット》
会場に入る沢山の来場者
(オープニングセレモニー直後)
《祝辞》
国土交通省 総合政策局
橋元建設施工企画課長
《くす玉開披》

技術の展示

今回は、過去4回の会場として利用した北陸技術事務所(新潟市山田)構内が出展社数の増加や駐車場確保が困難な状況となり、北陸技術事務所構内の約2倍弱の広さを持ち、市民の方々も良く知っている場所ということから、今回の特設会場での開催となりました。

「あなたと創る新世紀」をキャッチフレーズに102機関(官公庁5機関、学校2校、民間95社)から330余りにもおよぶ新技術を北陸地域のニーズに基 づく、5つのテーマでもある「雪に強い地域づくり」「良いものを安く」「自然災害からの安全確保」「環境の保全と創造」「ゆとりと福祉」に沿って分類され 展示・公開しました。出展社数・出展技術数は前回を大幅に上回る数値となりました。

今回は、環境とリサイクルに関連した出展や情報化技術関連の出展が多く見られました。

また、地震や大雨の体験など体験型の展示や初めての学校からの出展として、長岡高専チームの木登りさるロボットの実演などもあり、多くの来場者が集まっていました。

来場者の見学状況
来場者の見学状況
来場者の見学状況
来場者の見学状況
来場者の見学状況
来場者の見学状況

来場者内訳

単位:人

  10/12(金) 10/13(土)
一般 378 2,262 2,640
招待者報道関係 62 0 62
官公庁 320 22 342
企業団体 844 253 1,097
学校関係 1,028 189 1,217
出展者 582 760 1,342
3,214 3,486 6,700

初日は、あいにくの時雨模様でしたが、官民の技術者や大学生・高校生なども多数訪れ、興味深そうに各ブースを廻っていました。

また、2日目の土曜日には、隣接する鳥屋野潟公園に遊びに来ていた家族連れなども訪れ、”思いがけず楽しめた。”建設事業を知って良かった”など一般の方々に建設事業の理解を深めていただいた良い機会になりました。

一方、子供向けのジャンボ滑り台や会場を巡るスタンプラリーなどのイベントにも家族連れで楽しんでいる姿も見られました。

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