- 維持管理・品質管理
いつまでもきれいな河川海岸であるために
河川海岸の水質試験
業務実施に至る背景
北陸地方は、2,000m~2,500m級の山に囲まれた地域です。その山々に水源をもつ大小231水系の河川があります。
多く降る雪は河川に豊富な水をもたらすため、北陸は古くから水利用が盛んな地域でした。

当時、北陸技術事務所は富山にあり、富山と石川の一級河川が対象でした。
その後、事務所が新潟に移り、昭和55年には北陸地方整備局管内の12水系全河川で水質・底質試験が開始されました。

業務の内容
水質調査は今まで12水系73地点での水質試験と地下水の水質試験を行ってきました。環境への関心が高まる昨今、ダイオキシン類の調査が平成11年から始まりました。
水質調査は主に下に示した8つの項目で行われます。
水質調査項目
- 一般項目
- 生活環境項目
- 健康項目
- 排水基準項目
- 富栄養化関連項目
- 地質環境及びその他項目
- 要監視項目
- 水道水関連項目
水質試験はその精度を保つために厳密な作業方法が決められています。また、水質を分析する方法はたくさんあります。
地域へ情報提供
水質データは従来より、水質年表・記者発表(毎年7月)に公表しています。また、平成7年より北陸の各水系主要地点の水質データを公表しています。
平成12年からは北陸地方整備局が測定している河川の全ての水質データを毎月インターネットにて公表しています。