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北陸地方整備局 北陸ICT戦略推進委員会

令和7年度ICT活用工事報告会

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▉ICT活用工事・業務の事例紹介

 北陸ICT戦略推進委員会では、i-ConstructionにおけるICTの全面的な活用の普及拡大を図る取組の一環として、建設業に従事する技術者向けに「ICT活用工事報告会」を開催しています。
 報告会ではi-Constructionに関わる工事の好事例として、ICT施工(土工、舗装、河川浚渫、BIM/CIM活用、砂防工)など、
i-Constructionに関わる工事から、活用のメリットや施工上での留意点・課題等を報告していただいております。
 なお、報告会は資料をWeb上に公表することで報告会とさせていただきます。


画像をクリックすると、報告資料のPDFをダウンロードできます。

<国土交通省 直轄工事部門> 
 
 令和7度インフラDX大賞 優秀賞    
 有峰地区渓岸対策(二の谷)工事
(発注者:立山砂防事務所)
(受注者:株式会社岡部)
   
 本工事は”有峰二の谷”から流出する土砂の捕捉を目的とした「有峰二の谷砂防堰堤」の整備を行うにあたり、砂防堰堤工事の有人施工エリア確保のため、河道内の堆積土砂掘削および運搬、導流堤設置を無人化施工で行う工事である。
 無人化施工において、BIM/CIMを活用し「見える化」を行い施工計画の立案。ICT建機を施工内容に応じてMCとMGを使い分けて併用し、施工性・品質・安全性・生産性の向上を図った。
   
 
 令和7年度生産性向上技術活用表彰  令和7年度生産性向上技術活用表彰  令和7年度生産性向上技術活用表彰
伏木富山港(新湊地区)泊地(-14m)浚渫工事
(発注者:伏木富山港湾事務所)
(受注者:東洋建設・あおみ特定建設工事共同企業体)
六家高架橋下部その2工事
(発注者:富山河川国道事務所)
(受注者:竹沢建設株式会社)
東草野人工リーフ(No218)改良その2工事
(発注者:黒部河川事務所)
(受注者:株式会社飯作組)
 本工事は、大型バルク船等が利用する泊地及び岸壁に隣接した広い施工区域を一般船舶の入・出港へ影響を与えないよう昼夜作業で浚渫する必要があった。このため、ポンプ浚渫船の動きや掘削軌道・掘り跡形状を仮想空間上にリアルタイムで重畳表示して見える化するとともに、熟練オペレーターが行う操作を内部システムが学習して無人で再現する自動化運転等により、浚渫・土捨作業の効率化・省人化・出来形精度の平準化を実現し、生産性を向上させた。  本工事では、3次元CIMモデルとAR技術を融合させて、施工現場におけるデジタルツインを構築。計画段階から完成イメージの共有や各施工検討における施工シュミレーションを行うなど、各ステップの可視化を図ったことで、生産性・施工性・安全性の向上に大きく寄与。
また、ICT普及促進を目的に、全日本建設技術協会や土木系高校生のほか、複数回に渡る現場見学会でデジタルツインを実演して、担い手確保・建設DXの波及に大きく貢献。
 本工事は、冬期間の寄り回り波や台風が起因の高波等から国土を保守する海岸保全施設の既設人工リーフの改良を行い、地域の安全と暮らしを守る工事である。
 水中部の施工位置と起重機船の位置を「見える化」とすることで、起重機船オペレーターから視認しにくい水中部の据付をサポートし、作業効率の向上と手戻りのない正確な据付作業を実施した。
 各工種完了後取得する点群データで机上での段階確認が可能となり、気象・海象条件を考慮せずに実施が可能となった。
 
  令和7年度優良工事 局長表彰  令和7年度優良工事 局長表彰   令和7年度優良工事 局長表彰
旧島崎川樋管撤去工事
(発注者:信濃川河川事務所)
(受注者:株式会社大石組)
R6片山津根固工据付工事
(発注者:金沢河川国道事務所)
(受注者:加賀建設株式会社)
葛籠山低水護岸災害復旧工事
(発注者:羽越河川国道事務所)
(受注者:株式会社加賀田組 新潟支店)
 本工事は、新設の排水樋管の完成に伴い、旧排水樋管を撤去する工事である。河川内に二重式仮締切を設置し、堤防を開削して樋管を撤去した後、護岸を含む堤防の復旧を行った。
 ICT施工では、盛土工での転圧管理システムの活用により、人員および作業時間の削減を図った。
 BIM/CIMでは、車両の軌跡図モデル作成により、現場への出入りの可否および搬入経路の確認や、ステップ図作成により、理解が難しい箇所の詳細なステップを確認することで作業の理解度が向上した。
 本工事は、高波から背後地を守るため、既設構造物前面に根固ブロック(12t型)を設置するものである。
 基準高の出来形測定・検査は、空中から水中計測可能なドローンLiderシステムの活用により、すべて机上確認となり作業性が大幅に向上。また、出来形管理基準は測定頻度@40mであったのに対し、レーザースキャナーによる取得点密度を設定し、面管理としたことで出来形精度が向上した。さらに、出来形管理・検査に伴う人員を14人削減できたため、省力化が図られた。
 本工事は、令和4年8月豪雨で被災した荒川の低水護岸及び水文観測施設を復旧するものである。
 ICT施工は、低水護岸の復旧に伴う河川土工の掘削及び法面整形工(切土部)・(盛土部)が設計されていた。
 施工場所は、JR羽越本線荒川橋梁直下を含む低水護岸部で、仮締切は、急流な荒川の流心に位置し、出水期や漁期により施工期間が限定的であったため、JR線近接施工及び400mを超える大規模な仮締切(仮設工)にICT技術を活用し、設計計上されたICT施工に追加することで、安全かつ施工性を向上させる取組みを実施した。
 
  令和7年度優良工事 局長表彰  令和7年度優良工事 局長表彰   令和7年度優良工事 局長表彰
令和5・6年度黒川渡法面対策工工事
(発注者:松本砂防事務所)
(受注者:川瀬建設株式会社)
令和5年度下立縦工工事
(発注者:黒部河川事務所))
(受注者:共和土木株式会社)
国道17号小栗山地区その16工事
(発注者:長岡国道事務所)
(受注者:株式会社種村建設)
 本工事は、法面崩落箇所の法面崩壊および表面浸食を防止し、現場直下を流れる一級河川への土砂流出を抑制することを目的とした掘削工、法面整形工、吹付工、鉄筋挿入工を主要工種とした法面対策工工事である。
 地上型レーザースキャナーを用いた三次元起工測量を実施することで、法面全体を面的に把握することが可能となり、従来の測量と比較して現地での測量作業時間の短縮を図ることができた。また、従来は複数人員を要していた測量作業も、地上型レーザースキャナーを活用することで、一人での対応も可能となった。さらに、急勾配で不安定な法面への立ち入りを最小限に抑えることができ、安全性の向上につながった。
 本工事は、浦山地区、中ノ口地区にて施工を行う「点在型」工事である。浦山地区では、河川内を掘削し仮締切を設けて法覆護岸工、根固め工を設置する。また、掘削土・仮置き土を黒部川右岸(浦山新地先)の高水敷へ運搬し、整地を行う。中ノ口地区では、浦山地区で施工する根固め工に用いるブロックの製作を行う工事である。
 ICT起工測量は、測量対象面積が広いためドローンでの測量は有効であった。現場作業では、掘削および法面整形において設計データを作成することで丁張設置作業が不要となり、現場作業の削減が図られた。また、オペレーターはモニターで設計ラインの確認が可能となり出来形の向上が図られ、手戻り・手直し作業がなくなった。
 本工事は、慢性化する交通渋滞緩和や地域活性化、救急医療体制の支援などを目的とした「六日町バイパス」に関する橋梁下部工とカルバート工及び路体盛土工を行う工事である。
 ICT施工内製化により、工期短縮およびコスト削減が図られた。表層混合処理工でのICT建機による掘削・撹拌混合により、均一な仕上がり、品質の向上が図られ、位置出し等の作業が削減され、現場職員の労力軽減につながった。
 BIM/CIMの活用では、3Dモデルによる円滑な協議や、鉄筋干渉箇所の可視化により手戻り防止・工期短縮が図られた。また、施工ステップ図等の作成により、地元説明会、新規入場者教育や安全訓練にも活用し、現場特性や作業内容の理解向上に寄与した。
 
  令和7年度優良工事 局長表彰  令和7年度優良工事 局長表彰   令和7年度優良工事 局長表彰
信濃川下流東新潟地区河道掘削及び新光町やすらぎ堤その14工事
(発注者:信濃川下流河川事務所)
(受注者:株式会社福田組)
村山地区(右岸)堤防強化工事

(発注者:千曲川河川事務所)
(受注者:藤森建設工業株式会社)
長沼地区河川防災ステーション地盤改良その1工事

(発注者:千曲川河川事務所)
(受注者:株式会社北條組)
 本工事は、新潟市の都市部における地震、津波、洪水に対する安全の確保や水辺空間の創出のため、信濃川の浚渫、やすらぎ堤の築堤及び雨水排水樋門の改築を実施するものである。
 浚渫(バックホウ浚渫船) 、築堤盛土、法面整形におけるICT施工では、現場作業の削減、均一な施工、出来形・品質の向上が図られた。特に、バックホウ浚渫では、施工箇所の目視確認ができないが、未施工箇所への手戻りがなくなった。
 完成形の3次元データ作成では、完成形イメージの共有、広報に役立てた。
 本工事は、千曲川右岸・須坂市村山地先における信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの「河川における対策」に位置づけられた延長1,040mの堤防強化工事を実施するものである。
 河川土工(掘削工、法面整形工)及び付帯道路工(作業土工)におけるICT施工では、手戻り作業の防止、施工精度向上、出来形及び品質向上が図れた。また、作業効率化が図れた。
 3Dモデル化では、施工前打合せ等での活用により、施工中の確認作業が減少し、工程の円滑化につながった。
 また、ICT施工の導入は、技術者・オペレーター双方のスキルアップにつながった。
 本工事は、令和元年東日本台風により堤防決壊が発生した千曲川左岸における河川防災ステーション整備の地盤改良工事である。
 ICT施工の導入により、管理業務が大幅に効率化。また、隣接工事と3次元データの共有による施工ステップの可視化により、最適な施工手順の立案と円滑な工程管理を実現した。深層混合処理では、目視不可能な地中の杭芯位置精度を規格値の50%以内に抑制。さらにリアルタイム管理システムにより、深度、流量、回転数を監視し、確実な品質管理を実証した。
 CIMによる地中の可視化で、ボーリング調査結果による地層モデルと深層混合処理モデルを重ね合わせ支持地盤への着底視覚的に照査。
   
  令和7年度優良工事 局長表彰  令和7年度優良工事 局長表彰
常願寺川・岩峅寺護岸その2工事
(発注者:富山河川国道事務所)
(受注者:丸新志鷹建設株式会社)
R5・6加賀拡幅 松山・津波倉道路改良工事
(発注者:金沢河川国道事務所)
(受注者:南建設株式会社)
 本工事は、令和5年6月の大雨による増水の影響で、常願寺川19.4k付近の擁壁約45m及び上部石積が倒壊した箇所を復旧する為の工事である。
 ICT(法面工)の活用により、施工管理全体では生産性及び安全性の向上が図られた。
 また、BIM/CIM技術は、推奨項目の施工ステップ確認、ARによる現場条件確認により、工事従事者に手順及び完成イメージを共有することができ、円滑に工事を進めることが可能となった。
 本工事は、国道8号加賀拡幅事業のうち、約1.2㎞区間において2車線で供用中の道路を4車線に拡幅するための道路改良工事である。
 【ICT土工】と【ICT舗装工】に取組み、いずれも省人化、作業日数短縮、作業効率向上が図れた。またICT建機の施工では、仕上り精度・出来形・品質・安全性が向上し工期短縮が図れた。

 <地方公共団体等の工事・取組部門>

 
 主要地方道 金沢田鶴浜線 地方道改築B 類工事(設計)業務委託(徳田地区徳田1号橋予備設計)
(発注者:石川県)
(受注者:東京コンサルタンツ株式会社)    
 市道嘉瀬蔵岡線2 号舗装工事

(発注者:新潟市)
(受注者:丸運建設株式会社)
 
 本業務は、石川県を南北に繋ぐのと里山海道の4車線化にて計画される徳田1号橋の橋梁予備設計である。CIMによる3次元モデルを活用することで、複雑な地層における支持層と基礎杭の確認や一連の施工ステップを作成するなど、イメージを視覚化することで円滑に設計協議を進め、発注者との合意形成の迅速化を図った。  本工事は、市道から国道バイパスへのアクセス性を向上させ、円滑な交通の確保を図るため道路拡幅や電線共同溝などを行う道路改良事業における舗装工事である。
 交通量の多い路線での作業であったが、ICT施工の活用により、作業中の検測作業が大幅に削減でき、交通規制が不要となったため、交通渋滞への影響や作業時の安全性が向上した。
 また、3次元設計データの作成により、縦横断が複雑に構成される線形に対し、路盤から表層まで一連の施工管理を正確かつ均一行えた。
 

資料を一式ダウンロード(Zipファイル 22MB)