お知らせ

記者発表
国営越後丘陵公園「第5回 国際香りのばら新品種コンクール」受賞品種が決定しました!

2011年12月22日

 国営越後丘陵公園は、世界で初めてばらを香りの分類別に植栽したばら園を持っています。ここでは、6種類の違った系統のばらの香りをそれぞれのブロック毎に楽しむことができます。

 最近、香りに対する関心も高まっている中、国営越後丘陵公園では、香りのばら園」の魅力の向上を図るとともに、積雪・寒冷地から「進化するばらの香り−故きを温ね新たなる香りの発信−」をテーマに、国際香りのばら新品種コンクールを行っています。

 応募された苗は、このばら園にある試作場に植栽され、2年間同じ条件のもとで育てられます。そして2年目の春と秋に、ばらや香りの専門家で構成された審査委員会が厳正な審査を実施します。本コンクールで入賞したばらで特に優れたものは、ばら園で引き続き栽培され、その姿、形、さらに香りで、来園者を楽しませることになります。

 この度、平成21年度に募集をして、6ヶ国(日本・イギリス・デンマーク・フランス・ドイツ・アメリカ)の20 人の育種家から、51 品種の出品がありました「第5回国際香りのばら新品種コンクール」の審査を終了し、別紙のとおり受賞品種が決定しましたのでお知らせいたします。

 受賞作品は、来春の香りのばらまつり(5月下旬〜6月中旬)にご覧いただくことができます。また、同期間中に表彰式も開催する予定としています。

第5回 国営越後丘陵公園「国際香りのばら新品種コンクール」受賞結果(抜粋)

国土交通大臣賞(金賞を受賞した品種のうち、最高得点を得た品種)
Entry No.29 F(フロリバンダ)系
品種名: 真夜(まよ)
作出者:河合 伸志(千葉県)
審査概要:フロリバンダ系金賞で国土交通大臣賞と新潟県知事賞とをダブル受賞。 他の系統も含めたなかで合計点数において最高得点を獲得。香り点及び新奇性の項目においても最高得点で、香りの強さ・質に加えて、花色や樹姿の新しさが評価された品種であった。香りのタイプは「ダマスク・モダン」で、さわやかなフルーツと粉っぽさと蜜の甘さ、こくのあるクローブがバラらしい香りと調和した華やかで芳醇な香り 。
新潟県知事賞(金・銀・銅賞を受賞した品種のうち、「香り」部門の最高得点を得た品種)
Entry No.29 F(フロリバンダ)系
品種名: 真夜(まよ)
作出者:河合 伸志(千葉県)
国土交通大臣賞とダブル受賞。
長岡市長賞(一般来園者による人気投票で最も得票の多かった品種)
Entry No.32 F(フロリバンダ)系
品種名:Bradford(TM) Poulcas040(N)
作出者:Pernille and Mogens N. Olesen(デンマーク)
審査概要:オレンジから赤味がのってくる華やかな花色と柔らかなカップ状の花型が、来園者に大きな印象を与える。香りのタイプは「ティー」で、ティーの香りにアップル、メタリックグリーンのある綺麗な香り。香りはやや弱い。
問い合わせ先
国土交通省 北陸地方整備局 国営越後丘陵公園事務所
総務課長 佐藤 栄
電話:0258-47-1471          
ホームページ:http://echigo-park.jp/