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千曲川だより

 掲載日 2010/12/27

 

 


管内の無堤防地区すべてに着手!再度浸水被害ゼロを目指して
〜上今井橋での盛土材料採取を機会に現地説明会を開催〜

 

 
 千曲川河川事務所の管内は、昭和57、58年、平成16、18年と、約30年の間に4回もの大きな水害が発生し、家屋の浸水被害などが発生しています。
これは全国的にも希な無堤防地区が存在することや、立ヶ花や戸狩の狭窄部により上流でせき上げが発生し堤防の安全基準水位を超過するなど、河川整備の遅れが原因です。
  このため、平成18年7月規模の洪水が再び発生した場合でも、浸水被害が発生しないことを目標に掲げ、現在、中野市の古牧地区、笠倉地区、替佐地区などで、無堤地区解消に向け段階的に河川改修を進めています。

平成18年7月 替佐地区出水状況
 
○立ヶ花下流部の無堤防地区解消を着々と実施中
 管内最後の無堤地区中野市笠倉における築堤盛土の土砂を、12月中旬から上今井橋付近の千曲川河川敷から掘削することに着手した機会をとらえ、千曲川河川事務所の事業目的を正しくご理解いただくため、マスコミ関係者の方々を対象にした説明会を開催しました。
 
※報道各社現地説明会資料「千曲川の河川改修事業について」はこちら

 12月16日に開催された現地説明会には、報道機関、長野県、長野市などの関係者、総勢約20名が参加し、@須坂市の八木沢川樋門では計画高水位を超えた現場で当時の水位を示した標識を確認しながら破堤の危険性が高かったことや、その理由として立ヶ花狭窄部によるせき上げが発生するため、水位の高い状態が継続することを説明し、A中野市立ヶ花では、川幅が約4分の1にまで狭まる実態を見ていただきました。


@須坂市相之島 八木沢川樋門

A中野市立ヶ花狭窄部
 
  B上今井橋では、重機が稼働し掘削土砂が次々と運び出されていくそのままの現場を見ていただき、C替佐築堤ではJR飯山線橋梁や市道付替ボックスの施工状況、D笠倉築堤では樋門の施工状況、E古牧築堤では完成間近となった輪中堤の盛り土状況なども確認していただきました。

B中野市上今井橋左岸

B樹木伐採の新技術について説明

 なお、説明会の模様はテレビのローカルニュースや新聞でも取り上げられ、地区にお住まいの方の声として「喜んでいる」「水害から自分たちの生活が保護できる堤防ができていると納得している」というコメントが寄せられました。


C中野市替佐地区

D中野市笠倉地区

E中野市古牧地区

E樋門と輪中堤の施工状況
  
  河川内の工事はこれからが本格化し、来年の出水期までに洪水に対する効果が発揮できるよう、安全かつ円滑に事業を進めていきます。 
  

 

 

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