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北陸地方では近年、平成16年10月新潟県中越地震や平成16年7月新潟・福島豪雨河川災害に代表される大規模な自然災害が頻発しています。
災害の発生時、被害を最小限に抑えるために、災害の規模、状況、範囲等を速やかにかつ的確に確認することで、早期の応急復旧活動や災害防止策を行わなければなりません。北陸地方整備局では関係機関との連携を図り、近年の頻発する自然災害に対応してきましたが、より一層情報収集体制の拡充をはかるため、この度、災害対策用ヘリコプター「ほくりく号」を新潟空港に配備することになりました。
■主な機能
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1.
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災害発生初動時に、広域的・機能的に被害の情報の収集を行います。
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2. |
上空から状況の変化を監視し、地方の作業班と連携し、二次災害の防止や円滑な道路交通情報の収集に努めます。
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3. |
災害対策要員や資機材の輸送を行います。
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4. |
災害危険箇所を定期的に監視し、異常事態に備えて緊急対策、復旧対策の策定に活用します。
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5. |
収集した情報は、マスメディアや国土交通省のホームページを通じて、地域の皆様にお知らせします。
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■ヘリポート(新潟空港)から各地域までの到達時間
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■ヘリコプター画像伝送システム
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ヘリコプターにより災害現場上空から撮影した映像を通信衛星を介して国土交通省本省(もしくは近畿地方整備局)経由で、北陸地方整備局や各事務所及び関係自治体などに配信します。
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■主要諸元 |
型式 |
ベル式 412EP型 |
最大搭乗者数 ※ |
11名 |
最大航続距離 |
736km |
最大航続時間 |
4.21時間 |
最大巡航速度 |
242km/h |
機体最大投影面の長さ |
17.10m |
機体最大投影面の幅 |
14.00m |
最大吊下能力 |
約1,000kg |
全装備重量 |
5,398kg |
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※ 操縦士、副操縦士、撮影技師を含む |
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■主要装備 |
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機外スピーカー
操縦室に装備した操作箱及びマイクを操作して、胴体下に装備したスピーカーで地上へ連絡をすることができます。
出力は400W以上、高度300mで飛行中、地上では半径約300mの範囲で音声が聞き分けられます。 |
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画像伝送用カメラ
ズーム比の大きいテレビカメラにより鮮明な映像を撮影することができます。
(望遠レンズ:42倍 (2倍エクステンダ使用時84倍)) |
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