事務所の概要

事務所の役割

 阿賀野川河川事務所は、国土交通省北陸地方整備局の出先機関として、阿賀野川流域の河川、砂防、地すべりに関する整備と維持管理などを行っています。管轄する区域は、河川は新潟県新潟市、阿賀野市、五泉市、砂防は新潟県阿賀町、地すべりは福島県西会津町です。
 私たちは、これらの社会資本整備を通じて、安全・安心で豊かな地域づくりを支援しています。

事務所の経緯

 大正2年の大洪水を契機として、阿賀野川下流部の第一期改修工事(大正4年〜昭和9年)のため内務省直轄の事務所が設置されたことが阿賀野川河川事務所の始まりです。改修完了し、阿賀野川下流部は昭和9年から昭和21年の間、新潟県の管理となりました。その後、昭和21年に発生した決壊を契機に第二期改修工事に着手するため、再度、新津市(現:新潟市秋葉区)に「阿賀野川工場」として設置されました。それ以降、組織の変遷を経て現在に至っています。

事務所の管理区間

 阿賀野川河川事務所は、阿賀野川頭首工(馬下地区)より河口までの39.2km(本川34.6km、早出川4.6km)を管理しています。

管理区間図

事務所の沿革

第一期改修 大正 4年 本改修起工のため内務省新潟土木出張所阿賀野川改修土地収用事務所を新津町に設置
6年 工事施工準備完了に伴い「阿賀野川満日工場」を新津町満願寺に設置
7年 「阿賀野川満日工場」を廃止し、「阿賀野川改修工区事務所」を設置
12年 「阿賀野川改修土地収用事務所」を廃止
昭和 9年 第一期工事の竣工をもって「阿賀野川改修工区事務所」を廃止
第二期改修 昭和 22年 内務省関東地方建設局長岡工事事務所所属「阿賀野川工場」を新津市に設置
23年 「阿賀野川工場」を廃止し、建設院関東地方建設局「阿賀野川補修事務所」を設置、同所所属「新津出張所(現:満願寺出張所)」を設置
27年 「新潟出張所(現:胡桃山出張所)」を新潟市本所に設置
32年 道路事業を編入し、「新津工事事務所」に名称変更
33年 建設省設置法改正により北陸地方建設局に所属変更
35年 道路事業を新潟国道工事事務所に移管
36年 事務所を現在の位置に移設
41年 「阿賀野川工事事務所」に名称変更
57年 事務所庁舎鉄筋四階建(現庁舎)を新築
平成 7年 直轄砂防指定地(実川・馬取川流域)を編入
直轄地すべり防止区域(赤崎地すべり)を編入
8年 直轄地すべり防止区域(滝坂地すべり)を編入
13年 中央省庁等改革により北陸地方整備局「阿賀野川河川事務所」に名称変更
17年 直轄地すべり防止区域(赤崎地すべり)を新潟県に移管