河川管理施設

阿賀野川防災ステーション

河川防災ステーションってなに?

日本各地では台風、梅雨、融雪などによる洪水があり、大きな被害が発生しています。このような洪水に対して適切な水防活動を行うことにより大災害を免れた事例は数多く、ひとたび堤防が崩れるなどの災害が発生した時には多くの資材と機械力を駆使した緊急復旧を行うことによって、被害を少なくすることができます。

平成6年度から洪水時の危機的状況を回避する危機管理施設として、水防活動を支援し災害時の緊急復旧時を迅速に実施するため、河川管理者と水防管理者である市町村がいったいとなって『河川防災ステーション』の整備が進められています。

『河川防災ステーション』は緊急時には必要な土砂などの膨大な資材を備蓄しておき、洪水時には水防及び緊急復旧の活動基地・ヘリポート等として利用し、平常時には河川巡視の中継所や地域の人々のレクリエーションの場、河川を中心とした文化活動の拠点等として活用される施設です。また水防倉庫・水防指令室・水防団待機所等の機能を兼ね備えた『水防センター』と併せて整備されます。


平常時イメージ図

洪水時イメージ図

阿賀野川防災ステーション

当ステーションは新潟県阿賀野市下里(旧京ヶ瀬村)にあり、北陸地方整備局管内第1号の防災ステーションとしてその役割が期待されています。面積は約9,400m2で主な施設としては水防センター、ヘリポート、各種災害備蓄スペースなどがあります。また、洪水時における水害対策基地として重要な機能を果たすだけでなく、平常時には阿賀野川の親水空間として地域の人々の憩いの場となっています。水防センター内部は、身障害にも配慮したつくりになっています。

施設紹介


  • 水防資材室
    水防用資材の格納”備えあれば憂いなし”

  • 憩いの広場
    雑風景ですが誰でもくつろげるよう一面芝生

  • ヘリポート
    道路寸断・緊急物資の空輸に備えて