白山砂防女性特派員

特派員の意見と感想
  第2回
平成14年11月26日(火曜日)

●信濃川大河津資料館と新洗堰見学




 土木工学を専攻しておきながら実は「分水」という言葉を知りませんでした。大変な暴れ川である信濃川が分水のおかげで常に一定の流速で流れることができるようになったという事実を今日初めて知り、とても感動しました。実際の分水と歴史を短時間でわかりやすく理解できる資料館も良かったです。(もし分水がなかったら…のシミュレーションがやはり印象的!)
 雄大な自然とそれを守るための土木工事の必要性をひしひし感じました。
 「魚道」について今回ほど身近に見られたのは初めてで、実際の魚の様子が見られることには感心しました。3種類の形式を組み合わせ、流速の違いを出している魚道にも非常に興味をひかれました。
 これといった災害にあうことなく、平和な日常を過ごせるのも、大規模な土木工事のおかげだと改めて感じる一日でした。(E.S)




 米どころ新潟って言われているから洪水なんて全く考えられなかったです。手取川よりも被害がひどい様に感じました。また、後から発生する病気や害虫もひどそう!石川では大丈夫だったんですか?分水の計画が昔から考えられていたのも驚きました。河口に土地ができるってことはその分どこかが削れているのですか?
 今日も1日ありがとうございました。(M.N)




 水害に侵され続けていた信濃川流域。大勢の人々の力で工事を進めて出来た「大河津分水路」の大切な役割に感動しました。これからも守って。(S.N)





 今日は新潟の大河津分水を見学でき、本当にいろいろ学ぶことができました。ありがとうございます。
 治水事業の専門用語、例えば、床止め(とこどめ)、可動堰(かどうぜき)等が河川にどのように活かされているのか、具体的な役目と計画され構築された位置を、説明を受けながら実際に見ることができて興味深く見入っていました。土木技術のすごさ、それを考え、実現した方達の話を聞くことができ感心しました。いろんな難問を乗りこえ、現在の平穏な洪水におびやかされない生活をもたらしてくれた功績は、やはりずっと語り継いでいかなくては…と思います。
 ところで、いつも砂防堰堤の魚道の話を聞いていて、(魚のための水路だと初めて知ったときはとてもステキだと思ったものです)実際に魚が泳いでいるけなげな姿を見たのは今日が初めてだったので、魚道を改めてステキなしくみだと思いました。石川県にもそんなふうに野生の魚が見られる魚道があればいいなあと思います。でも山奥ではもったいない施設ですね。北海道には魚のための魚道の役目を果たす水車ってあるんですか?そういうものも作れるなら作って、こどもも楽しめる観光にも役立つ堰堤っていいですね。(もちろん大事な役目も果たすものを)(Y.K)




 自然災害との戦いは長い年月と人の力が必要とされ、その昔の大氾濫の実態には同情に余りある。土木工事の最先端技術を駆使しての工事により米どころ越後平野を守り、動植物、鳥類の生息を守り、水路の安定と環境作りに配慮されている母なる大河を直接見学でき、大変有意義な研修でした。山の災害のみならず河川の災害の知識を得ることも大切です。(M.M)




 信濃川大河津資料館は今までに見たことのない物が多くありとても興味深かったです。説明もとてもわかりやすかったです。水を通して自然のすばらしさや感動を体感できるので今後楽しみです。(N.K)




 何も知らないまままに参加しました。信濃川の洪水を防ぐために近道の川を作ろうとして立ち上がったすばらしい人達に感動しました。魚道見学が出来るのも楽しいことでした。堰を作ることに対して魚道、景観等の気配りをしていることが分かりました。ありがとうございました。(K.T)





 分水はただ、水の流れを分ければそれで良いというものではなく、例えばその為に信濃川河口が浅くなることがあったり、反対に分水河口が深くなったりと自然の力や仕組みがより深いものであることがよく分かりました。説明もわかりやすくとても勉強になりました。ありがとうございました。(Y.S)




 大河津資料館では、今は立派に作られている分水路が当初は人力により作業が進められていたことを知り、大変驚きました。分水路がなかった場合のシミュレーションを見たり、歴史を見ることで、分水路は今後、人々の安全な生活を守る重要な物であることを知り、大変勉強になりました。(K.A)




 歴史の中にはいろんなことがあったんだなあと思いました。そして、今まで自分は何を学んできたのだろうと反省させられた一日でした。大河津分水とは今日初めて目にし耳にしたことだからです。
 日本の技術はスゴイですね。勉強になりました。砂防とは関係ないのですが、日本が世界に誇るノーベル賞カミオカンデ・ニュートリノ、いつの日か見学できると良いのですが…。(K.M)




 とてつもなく大きな事業だったことが様々な資料やビデオでよくわかった。
 人の生活を本当の意味で豊かにできた土木事業だったのだろうと思った。私もこんな仕事に携われたら土木屋として最高だろうと思った。
 魚道で見たカワセツメがかわいらしかった。
 新しい堰は周辺の景観にも配慮した色彩や材料を使っており、とても自然に調和していた。(M.T)




 信濃川の大きさには圧倒された。なるほど、大きな洪水を何度も起こすだけある。分水を作ろうと思い、成すことができなかった人も、今の美しい景色を見られたらびっくりされるだろう。環境に配慮しながら(流速の違う魚道等)暴れ川を治めるための技術や皆様のご苦労を思うとすばらしいと感じる。
 狭くて弱い日本の国土を守るため必要な土木工事は今後も発展していってほしいと思う。災害は忘れたころにやってくるという館長さんの言葉は意味深かった。こういう資料館を作り若い世代の人へ怖さを伝えてゆくことも大切だと思う。(H.N)





 「分水路」といっても漠然としか思い浮かびませんでしたが、今回の見学でとてもよくわかりました。もし、同じ場所を訪れても、このようにくわしく知ることはないだろうと思うと改めてこの企画に感謝します。(C.Y)




 新潟は初めてで、大河津分水というのも初めてでとても良かったです。
 砂防科学館も良いですが大河津資料館もよく、もっとゆっくり見学したかったです。最近の資料館はコンピューター等を使って楽しいですね。
 山・川と見学させていただいたので、いずれは海の資料館および現場を見たいです。(K.Y)




 今日はどうもありがとうございました。出欠のメールを送った返信に信濃川工事事務所のHPを教えていただき、少し開いてみました。ちょうど我が社でも魚道の工事をしており、魚道の観察室等を見るのを楽しみにしていました。実際見てみると、私たちが施工しているのとは全然タイプが違い、水長の違いもあって本当にいろんな型があることを知りました。
 分水路に関しては、この見学会がなければ、その存在すらも知らずに過ごしていたのだろうと思います。やはり「水」のすごさを改めて感じた見学会でした。目の前を流れている川の様子をもっと真剣にこれから見ていくとともに、私たちの仕事(建設業)の意義も意識していきたいと思います。(N.Y)




 分水路の役割の重要性を知り大変よかった。
 前回同様、災害を防ぐための大規模な工事の必要性を改めて考えさせられました。ほとんどの人がわかってないのでPRするよい方法がなにかあればよいのですが。贅沢を言えば、もう少し時間に余裕があったらよかったです。(T.T)







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